2021年7月22日、天気晴れ。
※『コロナ禍の日本帰国に必要な書類&手続きまとめ完全ガイド【2022年7月版】』を更新していますので、情報はそちらを参考にしてください。
目次
アフリカから日本へ
深夜0時過ぎにガーナを出発した飛行機に乗ってまずやって来たのはフランスのパリ!今回はフランス経由での日本への帰国ルートとなりました。これが自身人生初のフランスということでテンションが上がります。
格安航空券の探し方
帰国ルートを決める際のポイントは何といっても航空券の値段です。安ければ安いほどありがたいわけですが、アフリカでもマイナーな国から日本に帰国する場合は軽く10万円は越える航空券。そんな中、今回のガーナからの帰りのチケットはなんとお値段98000円!!これを航空券予約サイトで探し当てた時はもう心の中でガッツポーズをしましたね。たまにウソのように安すぎる航空券もヒットしますが、手続きを進めていくうちに税金などが加わるオチがついている場合もあるので要注意です。ちなみに安い航空券を見つけるためのポイントとしては
- 出国の日付を変えて検索する
- 到着場所を変えて検索する(成田、羽田など)
という地味な作業を繰り返すことです。そうするとごく稀(まれ)にプレミアムチケットに出会うことがあります。まさに宝探しです。そして今回私が手に入れたのは【ガーナ→フランス→日本(大阪)→日本(羽田)】という帰国ルートのチケット。これで98000円は破格です!
ということでガーナから6時間のフライトでやってきたフランスはパリのシャルル・ド・ゴール国際空港。ガーナからほぼ真北に移動してきたのでちょうど良い感じに朝を迎えることができました。
格安チケットなので次のフライトまでは15時間。ですがこの空港だったらそんな待ち時間も苦ではありません。美味しいコーヒーとパンがいただけるお店があり、空港内はキレイで広々としていて居心地良し!そして何より通信速度もバッチリのWi-Fiが使えるのでもう完璧です。
日本帰国のために必要な書類&手続き
では、そんな待ち時間を使って今日はコロナ禍の日本帰国のために必要な準備について紹介します。今回のアフリカ旅-第5章-ではナミビア、コートジボワール、ブルキナファソ、ガーナと4ヶ国の入国を経験してきましたが、日本の入国の複雑さはそれらの比ではありません。事前に用意しなければいけないものがとにかく多いので整理していきたいと思います!
①出国72時間以内のPCR検査の陰性証明書
これが一番厄介(やっかい)で帰国の際の最大の不安材料になります。これまでもPCR検査をアフリカ各国で受けてきましたが、日本の場合は原則、厚生労働省が定める『所定のフォーマット』での検体証明書の提出が求められています。”原則”なのでどうしてもの場合は現地で出された証明書でも代替えができるそうです。が、『記載内容』に関しては細かな指定があるので要要要注意です!!事前に日本のフォーマットを確認して、有効な検体や検査方法などについてもご自身でしっかり理解しておくことをオススメします。
②誓約書の記入
こちらは日本帰国後の14日間、自主隔離をしっかりします!!という誓約をする書類です。厚生労働省のサイトから3枚組のファイルをダウンロードして事前に印刷。ちなみに2枚目には記入する箇所が一切ありませんが、誓約内容が書かれているのでこちらも印刷する必要があるかと思います。14日間の滞在場所、連絡先などを書けば完了。一応誓約書なのでザッと内容は確認しておいた方が◎。先日、この誓約を違反した方が実名を公表されるという事案が発生しました。この対応もちゃんと誓約書には書かれています。
ここまでの①と②は書面での提出が必要なものになります。この印刷が何かと面倒なんです。が、今回私はガーナの首都アクラでお世話になったホテルにお願いして全て印刷してもらうことができました。日本帰国直前に泊まる宿は少しお金を払ってでもサービスが良いところにするのは一つの手です!
③質問票の回答
この言葉だけ聞くとこちらも書類で!?と思ってしまうややこしいやつです。こちらは厚生労働省の質問票WEBページにアクセスして回答をします。飛行機の便名や座席番号も入力する必要があるので、出国前の空港で行ってもいいかもしれません。回答が終わるとQRコードが発行されるので、スクリーンショット!写真はお気に入り登録をしておきましょう。
④アプリのインストール
私たちの生活はスマホ無しではもはや成り立たないんだなぁ~と感じる取り組みがこちら。手持ちのスマホにアプリを3つインストールします。※以下のインストールのリンクは全てiPhone用です。
⑴MySOS
健康居所確認アプリ。位置情報の報告やビデオ通話に応答するために使います。帰国後14日間の待機期間中に毎日使うアプリです。
⑵COCOA
接触確認アプリ。こちらは万が一のケースに備えるためのものです。
⑶Google Maps
位置情報記録アプリ。位置情報さえ保存できればどんなアプリでも可です。安定のGoogle Mapsなら間違いなし!こちらも万が一コロナウィルスに自身が感染した場合のためのもの。
この3つのアプリに関しては先程の誓約書で「インストールします!」と自ら高々と宣言しているものになります。私は今回のアフリカ旅を始める日本出国の時点で既に全てインストールしておきました。これから海外旅を少しでも考えている方は今すぐダウンロードするのもあり!スマホにこの3つが入っていると少し旅気分が上がります。さらに先程の書類関係や質問票のサイトも”ホーム画面に追加”をしてまとめちゃえばもう完璧!
ここまですればほぼ準備完了です。そして最後に実はすごく大事なのが
⑤スマートフォンの準備
日本到着後にアプリの設定やメールの確認などですぐにスマホを使うことになります。SIMカードは事前に日本のものに変えておき、充電も飛行機内で忘れずにしておきます。
以上5点が日本に帰国する際に必要なものになります。これが全て揃っていればもう心配することはありません!…と言いたいのですが、あと一つだけ。日本到着後に行われる入国時のPCR検査です!!こればかりはもうできる予防をするしかありません。…考え出すと切りがないので特に意識しない方がいいかもです。
最後に注意を一つ。今回紹介した5点は2021年7月時点の日本帰国に必要なものです。これは状況により変化しますので、常に厚生労働省の発表している水際対策に係る新たな措置についての最新情報を調べることを忘れずに!!実はこれがコロナ禍の旅で一番大事なことかもしれません。
さぁ、これでも日本帰国への準備は整いました。あとは飛行機に乗って日本へ帰るだけ!…となるんですが、それにしてもなかなか時間が経過しません。15時間のトランジットだから仕方がないかぁ~と思い納得しようと試みますがそれにしてもいつまで経っても明るいんです。そしてサラッと時刻を確認すると間も無く夜8時になろうというところでした。…えっ!?夜8時!!?時計が狂っているのかとも考えましたが間違いなく現在夜8時です。この明るさで夜8時というのは信じられません。
もしかして空港内を明るく見せようというトリックアート的な感じの演出なのかとも考えましたが、調べてみてビックリ!なんとフランス、パリの現在の日の入り時刻は夜9時半!!そりゃまだ日の入りまで1時間以上あるんだから明るいはずです。時間感覚がおかしくなる不思議なフランスでのトランジット!
そんなこんなでようやくフライト2時間前。搭乗ゲート前で座って待っていると日本語のアナウンスが流れました。内容は2点。搭乗の際に①日本の指定したPCR検査の陰性証明書と③質問票で取得したQRコードを確認するので準備しておいてくださいとのこと。
日本帰国の際に必要な書類ですが、こちらに不備があり入国ができなかったという事例は実際に発生しているそうです。まさか~と思いますが、書類確認は本当に厳正に行われ、特に陰性証明書の記入漏れは大問題になるとか。なのでコロナ禍の日本帰国は本当に事前の準備を入念に行うのがベストです!アフリカの国々に入国するのとはちょっと勝手が違います。
そしてそのことを誰よりもよーくわかっているのが航空会社のみなさん。万が一入国できない場合は飛行機に乗ってトンボ返りなわけですが、その飛行機を用意するのはなんと旅行者を日本まで連れてきた航空会社の責任だというから驚きです!そのため航空会社による出発前のチェックもしっかり行われます。
ということでもうこれ以上できないくらいのバッチリな準備を終えて、深夜0時少し前。飛行機はフランスの地を出発しました。向かうは自身初となる日本の大阪にある関西国際空港です。到着までは約12時間!機内でもマスクを着用して感染予防。書類とスマホを携えて、いざ日本へ!!
コメントを残す