コロナ禍の日本帰国に必要な書類&手続きまとめ完全ガイド 【2022年7月版】〜南スーダン出国〜

2022年6月8日、天気くもりのち晴れ。

アフリカから日本へ

南スーダン出国の朝です。目が覚めてベットから起き上がったらまずは外を確認。よし、雨は降ってない!アフリカ最終日が雨というのはさすがにテンションが下がりますからね。続いて荷物の最終パッキング。ロストバゲージを未然に防ぐために大きいバックパックは確実に機内に持ち込みます。小さなリュックに荷物を詰め込んで重さを調節です。あとは気持ちを整えるだけ!

コロナ禍になって二度目の日本に向けての帰国。もう要領はわかっているつもりですが、まだ何が起こるかはわかりません。特にアフリカを出るまでが一番神経を使います。南スーダンから始まる日本帰国。自分で決めたわけですが、かなりのチャレンジです。なので万全の状態で臨むためにも昨日の内にルサさんに空港までの送迎を頼んでおきました。時間ピッタリに来てくれたルサさん。時刻は朝7時半です。いざ空港へと向かいます!!

南スーダン出国

Googleストリートビューより

今日は出国までとにかく大人しくする!!これを肝に銘じておきました。途中で何かトラブルが起きて飛行機に乗れない!なんてことに絶対にならないように、移動中の車内からも写真は一切撮りません。…これが南スーダンの街の見納めだーと思うとついつい撮りたくなるんですがね。どこで警察が見ているかわからないので、我慢します!!

空港に到着したらもう写真撮影は厳禁!初日に学んだ南スーダンのルールですからね。ちなみになんと空港内のオフィスで働いているルサさん。今日のお迎えは仕事に行くついでにピックアップをしてもらったというわけです。その彼女の職場がまさかの私が初日に撮影したウェルカムゲートのすぐ隣のビルで。…またあの警備のおじさんに出くわさないかヒヤヒヤしました。が、セーフ!その代わりにやって来てくれたのはパメラさん。なんとお見送りに来てくれたんです!!ルサさんはそのまま仕事へ。ありがとうございました。

そのパメラさんも実は以前空港でルサさんと共に働いていた経歴の持ち主。なので知り合いの現役空港職員さんに特別に許可をもらい、なんと空港内までいっしょに来てくれました!こんなに心強いことはありません!!

外からだと大きく見えた空港ですが、通された出発ターミナルはまるで小さな仮設住宅。白くてシンプルな不思議な空間なんです。チェックインカウンターは2つのみ。一つは自分が利用するターキッシュエアライン(トルコ航空)。そしてお隣ではあのWFP(世界食糧計画)の飛行機への搭乗手続きが行われていまして!お目にかかるのはこれが初めてです。

そんな緊張感が高まる中、自分の番がやってきました!…結論、ものすごくスムーズにチケットの発行から出国審査まで全てが終了。心配していたような賄賂(わいろ)の要求や発券トラブルなどは一切無し!荷物の重さは測られもしませんでしたからね。いや~よかった。そしてここでパメラさんとお別れです。最後に一枚写真が撮りたかったのですが、空港内なので断念。その代わりにしっかり握手とハグです。ほんっとうに何から何までお世話になりました!ウェバレニョ~!!(パメラさんの出身国ウガンダの「ありがとう」)

そのあとはちょっと特殊なことが。出国審査が終わり搭乗ゲートならぬ『搭乗待合室』に入ると、スタッフさんによる荷物検査が行われます。その指揮を取るのは空港職員とは別の欧米人と思われるみなさん。電源を入れたパソコンのチェックから始まり、白いリトマス試験紙のようなものでいろんなモノや場所をタッチして謎の機械でスキャンします。何を調べているのかは不明でしたが、確認が終わるとバックにステッカーが貼られました。

あとで考えたことですが、おそらく今回自分が利用したターミナルは国際機関の人々がメインで搭乗する飛行機用のものだったんだろうなと。なので当然賄賂を要求するスキなどはこれっぽっちもありません。全く無駄がない手際の良いオペレーションでした。

そしてついに飛行機に搭乗。ここでビックリしたのが先ほど荷物検査を行なっていたスタッフさんたちが機内にいること!それも乗客としてです。…自分達が乗る飛行機は、自分達でチェックする。ということですかね?まだまだ知らない世界があるなぁと感じたところです。

さぁ、出国のアレコレに関して考えるのはもうここまで!乗り込んだターキッシュエアラインの機内に興奮が止まらないんです!!自身初めて利用するターキッシュエアライン。機内のキレイさとシートの座り心地の良さにまぁ感動!しかも非常口座席に座らせてもらえたので足を思いっきり伸ばすことができて、スクリーンには見たい最新映画がズラリ!!なんてステキなご褒美なのでしょう。最高の空の旅が確定です。

空港で声をかけてくれたソマリア出身の国連で働くお兄さん。以前京都に住んでいたそうで、私の顔を見てすぐに日本人とわかったそうです。もしかしてJICAの職員ですか?と質問をされたので「ただの旅人です!」と答えるとものすごくビックリした彼。

「こんなウェイヤード(異様)な国に来るなんて、君は本当にすごいよ!」

飛行機が離陸に向けて動き出した瞬間、正直ホッとした自分がいます。少なからずの緊張感と常に共にあった南スーダンの旅。これまで経験したことのない『アフリカ』を見せていただけたことは大きな刺激になりました。36ヶ国旅してもまだまだ知らない世界があるということを教えてくれた南スーダン。安定しない政治や武力紛争、飢餓に難民問題などこの国についての話題はマイナスなことばかりです。しかし、決してそれだけではない!その当たり前ですが忘れがちな大切なことにも改めて気付かせてもらえました。本当に来れてよかったです!ありがとう南スーダン!!

日本帰国のために必要な書類&手続き

これにてアフリカとまたしばしのお別れ。ここから日本に向けての移動がスタートです!!そして前回の日本帰国から約1年が経ち、必要な書類や手続き、空港での水際対策はだいぶ変わりました。ということで、2022年6月現在の帰国に関する最新情報まとめ!本日は帰国前に行う準備を順番に整理していきます。※コロナ禍で海外へ旅に出る際はしっかり最新情報を自分自身で調べることが大切になります。このブログもその一助になれれば幸いです。

①出国72時間以内のPCR検査の陰性証明書

やはりこちらは相変わらず必須のPCR検査の陰性証明書。出国72時間前までに受けた検査結果を厚生労働省が指定する所定のフォーマットに書いていただいたものを用意します。見本もついているので、現地で作成してもらった際には記載漏れ等がないかを必ずチェック!※2022年7月にルールが改定され、フォーマットの指定がなくなりました。現地で発行される証明書でOKに!記載内容に関する指定はあるので、厚生労働省のホームページでしっかり確認してください。

②アプリ『MySOS』のインストール

インストールはコチラから

続いてスマホにアプリをインストールです!昨年まではいくつかのアプリを入れなくてはならずここが複雑でしたが、なんとこれがMySOSというアプリ1つだけになりました。そしてこのアプリをインストールして起動することで流れるようにその他の必要な手続きが全て完了していくのが◎。※ 既に本アプリを利用して帰国したことがある場合は、一度アプリを削除してから再度ダウンロードするとスムーズにいきます。

③ファストトラック(WEB上の検疫手続き)

詳しい内容はホームページでご確認ください

そして昨年までとの大きな違いがコチラ!空港到着後に行っていた検疫手続き。これまでは空港内をオリエンテーリングのごとく歩き回り、ポイントごとに様々な確認作業や登録を行っていました。それを全て事前にオンラインで完了することができるのがファストトラック!

これは絶対にやらないといけないわけではありませんが、ハッキリ言ってやらない理由が見当たりません。MySOSを開き『検疫手続事前登録』を押すとスタートします。手続きは全部で4つ!

1.質問票WEBの回答

こちらは昨年時と内容は変わりませんが、ファストトラックの一環としてできるように!そしてこの質問票の入力が終わると自動的に『自分の帰国の際に適用される措置』がわかるようになります。この措置を決める要素は①帰国日前14日以内に滞在した国と②ワクチン接種の回数の2つです。

最新の区分一覧はコチラでチェック

外務省及び厚生労働省がコロナ感染状況を考慮して指定している国・地域の3つの区分。

青区分

こちらはワクチンを打っていなくても到着時の検査無し&自宅等待機期間無しのグループになります。つまりコロナ前とほとんど変わらない海外旅行ができる国々!ただ、どの区分でも①の出国72時間以内のPCR検査の陰性証明書は必要ですのでお忘れなく。

黄区分

一番ややこしいのがこちらのグループです。ワクチンの接種回数で措置が大きく変わります。

  • 3回接種済み:青区分と同じ!
  • 2回以下:空港到着時の検査&自宅待機期間あり

この違いはかなり大きいです。

赤区分

赤という色が示す通り、このグループの国からの帰国の際はワクチンの接種回数に関わらず必ず空港到着時の検査と施設or自宅待機期間があります。

これらの国の指定についてはその都度見直しが行われるとのことです。質問票WEBを回答すれば自動的に判明しますが、事前に自分の帰国時に適用される措置を知りたい場合はこちらの『日本へ入国・帰国する皆様へ』のページから簡単に調べることができます。

今回の私の場合、まず帰国日前14日以内に滞在した国に該当するのはコモロと南スーダン。直近の南スーダンは青区分ですが、実はコモロは黄区分なんです。この場合、”リスクの高い方”が適応されるため、黄区分からの帰国ということになります。そうなると大事なのがワクチンの接種回数。私、まだ2回しか打っていないんです。なので空港到着時検査&自宅待機期間あり!が適用されます。待機期間についてもルールが変わったので、これに関しては後日詳しくお伝えします。

2.誓約書の提出

ファストトラックの手続き2つ目。この誓約書は前回はわざわざ紙に印刷して手書きで提出をしなければなりませんでした。それがなんとMySOS上で『同意する』『次へ』『登録する』という3つのボタンを押すだけで完了する非常に簡単なものに!しかしその内容は待機期間中のルールを守ることを誓約するというものなので、決して軽いボタンではないことは頭に入れておいてください。

3.ワクチン接種証明書

続いてこちらはワクチン接種の回数に応じて待機期間の有無や内容が変わる・赤区分の国から帰国する方のみに適応される項目です。3回分のワクチン接種証明書がある方のみ『有』を選択して画像データをアップします。私のように3回打っていない場合は『無』を押して終了です。

4.出国前72時間以内の検査証明書

最後は①の出国72時間以内のPCR検査の陰性証明書の画像データをアップ。これは全員必須です。以上でファストトラックが全て終了!赤色だったMySOSの画面は審査中であることを示す黄色になります。申請してから審査が完了するまでに今回は約5時間かかりました。少なくとも日本へ向かう飛行機に搭乗するまでに手続きを終わらせておくことが必要です。

④スマートフォンの準備

そして念のために書いておくと、コロナ禍の日本帰国の必需品であるスマホの準備も忘れずに!到着時の空港での情報確認は全てスマホ上で行われるため、しっかり充電をしておき、SIMカードも日本のものに入れ換えておくとなお良しです。

ということであまりにも快適すぎたターキッシュエアラインでの5時間の空の旅を終えて、到着したのはトルコのイスタンブール!南スーダンの空港からのあまりの変わりように驚きを超えて脳が思考停止。ものすごく煌(きら)びやかな世界になんじゃこりゃー!と大興奮。…アフリカ旅が終わったことを強く実感した瞬間です。

加えてものすごい旅行者で溢(あふ)れかえる空港内。人々の旅への熱気を感じる懐かしい光景が戻ってきていることに感動が止まりません。飲食店もフル稼働で動き、席はどこも埋まっている状態です。日本への帰国手続きがだいぶラクになったように、世界の旅行事情もコロナ前の状態に戻りつつあることにホッと安心しました。

本日はこのあとここイスタンブールの空港で約9時間の乗り継ぎとなります。Wi-Fiが使えるこの空港で先ほど紹介したファストトラックの手続きを完了(南スーダンではなぜかうまくいかず)!審査が終了すると画面は緑色に変わりました。※青区分からの帰国or黄区分からの帰国でワクチン3回接種済み(到着時の検査無し&自宅等待機期間無し)の場合は画面は青色になります。

1年前とは違いとても安心して日本までの移動を楽しめていることに感謝をしながら、今夜はトルコで過ごす貴重な時間を満喫したいと思います。

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