ナミビアを旅する㉙ 首都「ウィントフック」Part4 〜人気のお土産屋さん巡り&アフリカNo.1飲むヨーグルト〜

2021年6月18日、天気晴れ。

ナミビアの歩き方

ウィントフックで迎える3日目の朝。ナミビアに来るのが1ヶ月遅かったら、今回のように国内を自由に行き来することはできなかったんだよなぁと静かな朝の街の景色を見ながらふと考えました。タイミングというのは本当に面白いものです。今は他のまちに行きたくてもここから出ることができません。首都封鎖中のウィントフックにいるというのも非常にレアな体験かなと。安全と健康第一で、今日もこの街で1日を過ごします。

やってきたのはやはり今日もヒルトンホテル!周辺を歩く際は少し注意が必要ですが、中に入ってしまえば首都ウィントフックの中で一番安心できる場所です。高級ホテルで今日もコーヒー1杯でのんびりします。

ウィントフックのお土産さん巡り

そんな本日はウィントフックにあるお土産屋さんを紹介したいと思います。ナミビアならではの面白いお土産に出会える場所が点在する首都の中心街。見るだけで楽しくテンションが上がるお店が並びます!

ブッシュマンアートギャラリー

ウィントフックの中心を走るインディペンデンス通りの一画にはお土産屋さんがズラっと並ぶエリアがあります。ナミビアといえばの様々な種類の”動物飛び出し注意”のシールや看板などの思わず欲しくなる一品から、いわゆるお土産のド定番グッズなどが並ぶザ・お土産ストリート。その中に店先に銅像がある一際目立つディープなお店があります。

ブッシュマンアートギャラリーはその名の通りミュージアムも兼ねている見た目に反して中がものすごく広いお土産屋さんです。

並んでいる商品も一般的なお土産屋さんとは趣向が違います。民族楽器や民族衣装、実際に使おうと思えば使えてしまう弓矢などの道具も売っていて、正直買うのには抵抗を感じてしまうハードルの高い品の数々。

面白いお面も飾られています。それにしてもこの発想はどこからくるのか!?日本人には無いアイディアに刺激を受けます。

クオリティの高いものはそれなりのお値段がすることもあり、なかなかここでお土産を買おう!とはならないですが、買わなくても見てるだけで楽しいアトラクション的なお店です。

ナムクラフトセンター

いきなりマニアックなお店を紹介しましたが、続いてはウィントフック王道のお土産屋さんです。

大きな建物内にアーティストの方たちがそれぞれのお店を出店しているナミビアのお土産テーマパーク!ここに来れば大衆受けするお土産が手に入ること間違いなしです。

その中でも特にナミビアならではのお土産がこちら。「マカラニ」と呼ばれるヤシの木の実を使った工芸品になります。

マカラニ

ナミビア北部に生育するマカラニパームツリー。北部を旅するといたるところでこの木を発見します。

マカラニパームツリーの小さなヤシの実。野球ボールほどの大きさの実がたくさんつきます。シーズンになると子どもたちは落ちたこの実の皮をかじって食べます。実はあまりに硬いので食べられるのは皮だけ。お煎餅のようなパリパリ食感を楽しみます。

そしてその実の中心にある種子を取り出して表面を削ったものがナミビアのお土産の定番として売られています。動物などの絵が彫刻されたかわいいマカラニ。

安いものだと25ナミビアドルほどで手に入り、サイズも小さくかさばらないのがナイスな一品!ただ、このマカラニのクオリティーは作り手によって本当に様々なので、デザインや大きさなどしっかりチェックが必要です。

このご時世なのでナムクラフトマーケットの商品の中にもアフリカ布を使ったマスクが並んでいるのが非常に印象的でした。

ちなみに今回もしあったら買いたいと思っていたものが一つありました。ナミビアの中でも北部でよく見る子どもたちの遊び道具の車です。

針金でできた車で、押しながら歩くという非常に単純なおもちゃです。これの小さい版があったらミニチュアとして欲しいなぁと思っていたのですが、見つけられず。ちなみに子どもたちのものはおうちの人に作ってもらったり自分たちで作ったりしているそうです。

ナミビアサッカー代表ユニホーム

そして最後のナミビアならではのお土産は個人的マストのこちら!アフリカ54ヶ国制覇の旅と同時並行で進行している『アフリカ54ヶ国サッカー代表ユニホーム集め』です。ここナミビアでもサッカーはもちろん人気のスポーツの一つ。ヨーロッパのクラブチームの試合を観戦する大人たちや、放課後になるとサッカーをする子どもたちの姿はナミビアでも各地で見られる光景です。

が、しかし。ナミビア代表チームのサポーターはまぁ見かけないんです。理由は残念ながら強いチームではないからだと思います。ラグビーはアフリカの中でも強豪国の一つ(世界最強の南アフリカとは比べものになりませんが)になっているナミビアですが、サッカーに関しては全く話題にも上がらず。そのためこの国の代表ユニホームを街で見かけることはまずありません。着ている人も売っている店も無いナミビア。

その代表ユニホームを追い求め続けた青年海外協力隊時代の2年間。ありとあらゆる人たちに聞き込みをして、ようやく辿り着いたのがウィントフックの北部にあるFootball Houseという場所でした。代表の練習も行われているというナミビアサッカー連盟の本拠地です。

2017

ここに辿り着いた4年前。ユニホームはありますか?と聞いて出てきたのはXLの超デカイやつでした。せめてXがなければまだよかったのですが…。買うには買ったものの個人的に納得がいっていなかったXL!ということで今回リベンジで改めてやって来ました。質問はもちろん

「ユニホームはありますか?」

ありました~!しかもumbroの新しいデザインです!!サイズもピッタリのMサイズで文句なし。ということでナミビア代表ユニホーム、ゲットしました〜!!※ちなみにこれはナミビアに来て初日のことです。あまりに欲しすぎたのでいの一番に買いにきました。

さぁ、いよいよ3日後には出国。正直まだ全然実感がありません。もしかしたら首都封鎖で飛行機が飛ばないかも!?なんて数日前は思いましたが、まぁおそらく大丈夫だろうとここ数日のウィントフックの様子を見て心配もほぼなくなりました。PCR検査も今の自分の健康的な感じからしたらまず問題なし。…となると本当にもうあと3日でナミビアとお別れするという事実を改めて確認して、ラスト3日ということを理解しようとしているところです。

本日ラストはそんなナミビアとのお別れで一番つらいといっても過言ではない、この旅中ほぼ毎日お世話になった相棒を紹介したいと思います。

飲むヨーグルト「オシカンデラ

サバンナのような気候が広がるナミビアの北部地域で盛んに行われている牧畜。その牛肉の質の良さは世界からも認められていて、なんとあの”牛肉消費大国アメリカ”に牛肉を輸出するアフリカで初めての国となったのがナミビアなんです。実は知る人ぞ知る牧畜大国のナミビア。

そしてもちろん牧畜が盛んということで大規模な酪農(らくのう)も行われています。そのナミビアの中で最大の乳製品メーカーNammilkが製造している飲むヨーグルト。それが「オシカンデラ」です!!

とにかく美味しい!もうそう表現するしかないオシカンデラはナミビア、いやアフリカNo.1の飲むヨーグルトです。デザインもすごくオシャレでアートなナミビアが誇る飲み物の一つになっています。キャッチコピーは

NAMIBIA’S MOST LOVED

オシカンデラを飲んでいると地元の人たちにも「オシカンデラが好きなのか!」とものすごく喜ばれます。

味もマンゴー、パイナップル、ストロベリー、グアバ、バナナ、プレーン、スイートの7種類もあり消費者を飽きさせないオシカンデラ。以前はパイナップルが個人的に一番好みでしたが、今回改めて飲んでみてプレーンの美味しさに気付いてしまいました。なので旅の後半は毎日プレーン!

アフリカ旅中はなかなか乳製品を摂取することが難しくカルシウムやタンパク質が不足になりがちなのですが、ナミビアではそんなことを心配する必要は全くありません。これは本当にありがたいこと!健康にもよくて味も美味しいオシカンデラ。この味とのお別れは個人的にかなり寂しいものです。ということで今日もオシカンデラプレーン味を飲んで筋トレをして、シャワーを浴びたら1日が終了!いよいよ出国が近づいてきたなと感じる金曜の夜でした。

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