2021年5月30日、天気晴れ。
ナミビアを旅する
1週間のナミビア南部旅を終えた達成感か、昨夜はいつも以上にグッスリと眠っていたような気がします。今日は首都ウィントフックへ帰る1日。荷物をまとめて向かうのはいつものケートマンスフープのガソリンスタンドです。
すると私を見つけて声をかけてくれる車を手配するお兄さんたちやガソリンスタンドの従業員のみなさん。「どこまで行ってきたんだ?」「オラニエムントには行けたか??」と私のことを覚えていてくれる人がいるのがすごく嬉しいものです。1週間の旅の話をするとみなさん自分の事のように喜んでくれました。
You are my brother!!
今日もまたここで首都に向かうコンビを待ちますが、とっても居心地の良い待ち時間。次々といろんな人が入れ替わり立ち替わりでおしゃべりの相手をしてくれました。
そんなこんなであっという1時間ほどが過ぎ、首都行きのコンビも無事にゲット!今日も助手席に座っていいぞと言われありがたく景色を楽しめる特等席をいただきました。
そしてお昼12時にコンビは出発。これで本当にナミビア南部とサヨナラです。たくさんの思い出を胸にいざ500km先の首都に向けて車は進んでいきます。
南部絶景観光スポット–自然編–
さぁ、そんな移動の本日はみなさんにまだ紹介しきれていないナミビア南部の観光スポットの数々を協力隊時代の思い出と共にお届けしたいと思います。ナミビア南部には実はまーだまだたくさんの魅力的な場所があるんです!
ナミビア南部の拠点の街②ケートマンスフープに近いところから
- 【A】クイバーツリーフォレスト
- 【B】フィッシュリバーキャニオン
- 【C】リューデリッツ
と3ヶ所を順番に紹介していきます。ナミビア南部の世界をお楽しみください!
クイバーツリーフォレスト
クイバーツリーフォレストは、ナミビア南部の森の観光名所です。キートマンスフープの北東約14km、ガリガヌス農場のコエスへの道にあります。先住民であるサンの人々が伝統的にその枝を使って矢筒(クイバー:quiver)を作ったことにその名が由来するこの木はクイバーツリーと呼ばれています。森は1995年にナミビアの国定記念物に指定されました。クイバーツリーは、「葉」が根に似ているため、逆さまに見えることでも知られています。この木は、木を崇拝し、育てる人に幸運をもたらすという長い歴史があります。森の近くには同じく観光名所となっている巨大なドレライト岩の山「ジャイアントプレイグラウンド」があります。
【Wikipedia英文参照】
ナミビア南部から南アフリカの北部でしか見ることのできない特有のこの植物。クイバーツリーはナミビアの50セントの裏にも描かれているこの国を代表する植物の一つです。
ケートマンスフープの街の中心にもシンボル的な感じでこの木が植えられています。その自然本来の姿を見ることができるのがクイバーツリーフォレスト!
ケートマンスフープから車ですぐ。入園料を払って敷地内のゴツゴツした岩山を登っていくとそこにはクイバーツリーの不思議な世界が広がります。
なんだこの木は?と思うと同時に見れば見るほどその形がかわいく見えてくるクイバーツリー。ここには宿もあり、夜にこのクイバーツリーフォレストに入ることもできます。
ナミビア特有の満点の星空をバックにしたクイバーツリーの写真は非常に有名です。日本でもパソコンのデスクトップなどでたまに目にすることがあるクイバーツリーの星空フォト。もし見かけた際にはナミビアのことを思い出していただけると嬉しいです。
ジャイアントプレイグラウンド
そしてクイバーツリーフォレストのすぐ近くにあるのが「巨人の遊び場」という名のエリアです。何それ?と思われるかと思いますが、実際に行けばわかります。
まるで巨人がここで石のレゴブロックを積み上げて遊んだかのような奇妙な景色が目の前に広がります。
ここはクイバーツリーフォレストへの入園料を払えば無料で来れます。ジャイアントプレイグラウンドは巨大なアスレチックフィールド感があるので数人で来るとテンションが上がっていろいろやりたくなります。
フィッシュリバーキャニオン
フィッシュリバーキャニオンはナミビアの南にあります。アフリカ最大の峡谷でありナミビアで2番目に訪問者の多い観光名所になります。全長約160 km、幅27 km、深さ約550メートルの巨大な峡谷です。フィッシュ川はナミビアで最も長い内陸の川です。フィッシュリバーキャニオンの下端には、アイアイスの温泉リゾートがあります。
【Wikipedia英文参照】
世界最大の峡谷(きょうこく)は有名なアメリカのグランドキャニオン。それに次いで世界で2番目に大きい峡谷がここナミビアにあるんです!
フィッシュリバーキャニオンの入り口には国営のキャンプサイト(Hobas Camp)があり、そこで入場料30ナミビアドルを払うことで広大なフィッシュリバーキャニオンの観光エリアに入ることができます。
また、ここに来るには四駆の車が絶対に必要です。フィッシュリバーキャニオン行きのコンビはないので、
- レンタルして自分で運転をする
- 車と運転手をハイヤーする
- ツアーに参加する
のどれかで来ることができます。
オレンジリバーの支流であるフィッシュ川の浸食作用によってできた深い深い谷。その全貌(ぜんぼう)をこの目に収めることはまずできません。それくらい広大な範囲に及ぶこのフィッシュリバーキャニオン。ダイナミックな地形の迫力を写真で切り取るのはなかなかに難しいです。
乾季(雨の降らない3月末から10月頃まで)になるとトレッキングもできるフィッシュリバーキャニオン!この雄大な峡谷の間をひたすら川沿いに歩くというかなりハードなトレッキングのようですが、大自然を感じる体験ができるとのこと。さらにはマラソン大会もあるというから驚きです!
ということでまずはナミビア南部のダイナミックな大自然を感じることのできる観光スポット3選でした。どれもここでしか見ることのできない景色ばかりで、本当に旅人を飽(あ)きさせることを知らないナミビア南部!そしてこの南部の魅力は自然だけではありません。続いてはこの南部の海沿いに位置する美しい港町をご紹介します!
DAY201.5へ続く
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