ナミビアを旅する⑪ 観光地「スワコプムント」Part1 〜オシャレな街のホテル・カフェ・レストラン情報〜

2021年6月1日、天気くもりのち晴れ。

ナミビアを旅する

最高のベットで気持ちのいい目覚めで迎えるスワコプムントの朝。とりあえず朝一で決めたこと!この宿にしばらくお世話になることにします。今までのアフリカ旅はとにかく54ヶ国全部を巡ろうと”次の国へ行くこと”に一生懸命でした。ですが、コロナ禍で次の国へ行くにもいろいろ準備が必要なこと。そしてこのナミビアは私にとって特別な国なので少しゆっくりしたいという思いがあるので、この町で少しとどまることにしました。

といってもこのスワコプムントを選んだのには理由があります。理由その1「宿が安い」!この町はナミビアのNo.1観光都市ということで高級なホテルから、バックパッカー向けの宿までとにかく宿泊施設がたーくさんあります。大西洋に面しているためサーフィンスポットとしても人気なので、長期滞在者向けの安宿もあるのが嬉しいところ!

今回お世話になることに決めたSea View Backpackers もなんとドミトリー1泊202.5ナミビアドル(約1600円)!ナミビア南部は比較的宿代が高かった印象ですが、スワコプムントには1000円台で泊まれる宿がいくつもあります。

しかもオシャレ!!これがスワコプムントクオリティーです。ここに1600円で泊まれるのは破格すぎます。しかも今はコロナ禍ということで昨夜はこの2階建ての宿に泊まっていたのはなんと私だけ!

この6人部屋を独り占め!!何という快適さか。…まぁ人気観光地の安宿がこの空き状況という点にコロナの影響の大きさを痛感するわけですがね。まぁ自分がどうこう考えても仕方がない問題なので今はこの贅沢(ぜいたく)を思いっきり満喫したいと思います。理由その2はまた後半で。

スワコプムントの朝は霧(きり)がかかった感じです。海沿いのこの町の特徴的な天気で、今日は1日くもりかぁと思っていたら少しずつ晴れていつの間にか良い天気!なんてことがよくあります。

そしてすぐそこは大西洋。このシチュエーションが最高です。波の音を聞きながら海沿いを歩く朝。思わず深呼吸を何度もしたくなります。

では、改めてこのスワコプムントの町の紹介をしたいと思います。

スワコプムン

スワコプムントはナミビアの大西洋に面した都市である。人口は28,552人(2007年)。エロンゴ州の州都でもある。1892年にドイツ領南西アフリカの主要港として建設された。ナミビア第一のビーチリゾート地であり、夏期には首都ウィントフックなどの内陸の都市から多くの人が避暑に訪れる。この都市はドイツ植民地の建築様式を最も良く留める都市の一つである。

【Wikipediaより】
2016年3月23日 撮影

個人的には「スワコップムンド」もしくは「スワコップ」と呼ぶことが多いのですが、ウィキペディアだとスワコプムントと表記されているのでそちらに合わせたいと思います。この街の入り口にももちろん立派なウェルカムボードがあります。

そしてナミビアの旅ブログをずっと読んでいただいている方はここで似たような韻(いん)の町があったなぁと思い出していただけるでしょうか。ナミビアの南の果ての町オラニエムント!そう、実はこの町の名前もドイツ語なんです。「ムント(mund)」は「河口」を意味します。オラニエムントは”オレンジ川の河口”。そしてここスワコプムントは”スワコプ川の河口”の街になります。

スワコプ川

maps.me

西の大西洋へと流れ出るスワコプ川。そしてこのナミビアの西部に広がるのはナミブ砂漠。ナミビアの国土の西側を覆(おお)うように広がっているこの砂漠の面積はなんと50000㎢!国土の半分以上はこの砂漠が占めています。

その砂漠の中を流れる川ということで、実はこのスワコプ川。地図では水が流れているかのように青で示されていますが実際は

こうです。砂漠の暑さで渇ききってしまいもうそこに水は流れていません。ただ、地下深くには水があるようで、川が流れていた跡沿いには緑の木々を見ることができます。

ナミブ砂漠の中につくられた町

スワコプムントはそんなスワコプ川の河口、大西洋に面したナミブ砂漠の中につくられた町です。ではなぜここに町を?オラニエムントはダイヤモンド採掘のためにつくられた町でした。対してこのスワコプムントはドイツ植民地時代の主要な拠点として建設された町になります。

その面影が今もハッキリとわかるのがこの街並みです。協力隊時代は『ナミビアのヨーロッパ』という風に捉えて(とらえて)いましたが、アフリカ26ヶ国を旅したあとに訪れると改めてこの街が非常に特別であることがわかります。

ちなみについ先日の2021年5月28日。ドイツ政府が植民地時代にナミビアで犯した虐殺について正式に謝罪し、11億ユーロ(約1500億円)の復興・開発支援金を拠出することを表明したというニュースが出ました。まさか自分がナミビアを旅している最中のこのタイミングだったので驚いています。

ドイツ植民地時代の歴史によって美しい街並みが今も残るスワコプムント。しかしその歴史の中には想像を遥かに超える数の現地の人々の失われた命があります。何事にも光と陰(かげ)はある中でどうしてもつい光ばかりに目が行きがちですが、悲しい歴史があったことを忘れてはいけないということを旅中にふと強く感じる瞬間があります。

しかし陰ばかりを見ていても仕方ありません。「こんなアフリカ見たことない!」と旅行者からも驚かれることの多いスワコプムント。

私はこの街を訪れるのもこれが通算5度目ですが、久しぶりにこの街並みを見てその雰囲気に改めてビックリしています。こんなアフリカは他にはまずありません!

オシャレなカフェ&レストラン

さぁそんなスワコプムントでのんびりしたい理由その2。世界中から多くの観光客がやって来るこの街には、その街並みに溶け込むように「オシャレなカフェやレストラン」がたくさんあるんです!

ここにもカフェ!あそこにもカフェ!!しかもどのカフェもまぁオシャレ!

さらには海沿いのスワコプムントなので美味しいシーフードが食べられるレストランもあちこちにあります。もちろんどこも雰囲気の良いお店ばかりです。

ドイツ植民地時代の建築をそのまま利用したカフェやレストラン。居心地も良ければWi-Fiも使えて、のんびりするにはまさにピッタリ!さらにお店もたくさんあるので今日はどこにしようかと選べるのも嬉しいところ。

ということで今日からこのスワコプムントで1週間ほどのんびりしつつ、人生初のノマドワークを楽しみたいと思います。この街のオシャレなカフェも随時(ずいじ)紹介していきます。

Village Cafe

初日はやはりここしかないと思いやってきました。スワコプムントのカフェといえばやはりここVillage Cafeです。中央のメインストリート沿いにある外観はどこにでもありそうなカフェ。ですが中に入ると

この世界観!店内に入るだけでハッピーになれるこのカラフルな感じ。海沿いの街の雰囲気を感じさせながらもしばし夢の国にいるような感覚を覚えます。

コーヒーのお値段も他のお店と比べると安く、シェイクもおいしいのがこのビレッジカフェ。フードも朝食に昼食、どちらも充実したメニューのラインナップです。

居心地の良いカフェで仕事もはかどります。Wi-Fiが少し弱いのが難点ですがそれでも十分!このカフェに来ただけでもスワコプムントに来てよかったと思えるステキなお店です。

2016年3月21日 ナミビアの独立記念日に

ちなみに祝日などのイベント時には店員さんが各自の伝統衣装を着るのもこのビレッジカフェの見所の一つになっています。お客さんを心から楽しませてくれるこの街人気No.1のカフェです!

そして一日の終わりには大西洋に沈む夕日を眺めることができるスワコプムント。この街にはまだまだ紹介したい場所がたくさんあります。

街並みだけではなくまわりに広がるナミブ砂漠の大自然も満喫できてしまうこの街。明日から思う存分お届けしたいと思います!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です