ウガンダを旅する③ 絶景の3つの滝「シピフォールズ」〜大自然満喫トレッキングツアー〜

2022年4月21日、天気くもり時々雨。

素泊まりだと思っていたらなんと朝食のサービスが出てきたのでハッピーな気分でスタートした本日。大きくて甘いバナナといっしょにサーブされたのは、この町といえばの飲み物です。やってきたのはウガンダ東部の小さな町「シピ」です。

②シピ

いつもだったらここにWikipediaからの引用を載せるのですが、シピの町に関する情報は英語版でも見つかりませんでした。それほど小さな小さな町になります。

ではなぜそんな町にやって来たのか。実はこの町の美しい自然はウガンダでも随一の絶景と呼ばれているんです。そのため世界中から多くの旅行者が訪れるシピ。そんなシピの一番の名所は宿泊している宿の部屋からも見えてしまう滝です!

シピフォールズ

ウガンダ東部、シピ川にかかる大小三つの滝の総称。ムバレの近郊、エルゴン山国立公園の西縁に位置する。最大落差約30メートル。緑に覆われた崖から流れ落ち、同国有数の景勝地の一つとして知られる。

コトバンクより】

シピに来たらこの滝を見ずには帰れません。もちろん遠くからも眺めることはできますが、もっと近くでシピフォールズの迫力を感じるべく、本日はトレッキングツアーに参加しました!

シピフォールズトレッキングツアー

シピフォールズの3つの滝を巡るためにはガイドが必要になります。昨日この町に到着するとまず最初に宿への客引きの声がかかり、続いてガイドの話が上がります。シピを訪れる旅行者はそのほとんどがトレッキングツアーに参加する予定なので当然の流れです。もちろん話しかけてきた方にお願いするのもありですが、やはりここは全面的に信頼できる方にガイドをお願いしたいところ!

今回お世話になるのは、首都の宿で出会った方が紹介してくれたガイドのサイモンさん。「DISCOVER SIPI」というツーリストセンターに所属するベテランのガイドさんなのでこれ以上に安心できる人はいません。昨夜に一度顔合わせをしていたので、今日はわざわざ宿まで迎えにきてくれました。ということで午前9時半。シピフォールズに向けて出発です!

道路沿いから脇道に入り、ここからついに本格的なトレッキングがスタートするぞ!!と気合を入れたわずか5分後でしたね。ぬかるみに足をとられてお尻からズドン!見事に尻もちをつきました。昨夜も寝ている間に雨の音が聞こえてきた、雨季の真っ最中のウガンダ。なので当然山道は滑(すべ)りやすくなっています。いやー、見事に滑った滑った。まぁ一度やってしまえばもう怖いものはありません!

トレッキング開始にあたってまず渡された木の棒。別にいらないよ〜なんて思っていた自分が恥ずかしい!しっかりと棒も使いながら足場を確保して進んでいきます。再度気合を入れ直したところで、いよいよシピフォールズの山の世界の中に入り込んでいきます。

あたり一面で一番目立つのはバナナの木。ウガンダでは道端でバナナが売られている光景を非常によく目にします。

一見するとまるで焼かれたかのように茎が黒いこちらの木になる実は、甘くない調理用のバナナになります。触るととても冷たいことに驚くバナナの茎。中にたっぷりと水を含んでいる証拠です。ちなみに甘いバナナの木は茎が白や黄色っぽい色をしています。

そんな目立つバナナの木のすぐそばで、同じくらいこのシピの広大な農地で育てられているのがコーヒーの木です。コーヒー好きの私としては、シピフォールズも楽しみですが久しぶりにコーヒーの木を見ることができることにもテンションが上がっていました。さぁ、どこにあるんだ!?と思っていると

ココにもソコにも至る所にコーヒーの木があるからビックリ!!農園のような区切られたエリアで育てているのではなく、山を丸々使って栽培されているんです。

スターバックスでも取り扱われるこの「シピフォールズ」というブランド名がつけられたコーヒー豆。世界のコーヒー好きを唸(うな)らせる豆はこのシピの地で育てられているわけです。実は今日このトレッキングツアーの途中でシピのコーヒー体験ツアーにも参加させていただきました。その話はまた明日のブログで書かせていただきたいと思います。ということで、コーヒーの木にも目移りしながら、どんどん先へ進みます。

持ち物

途中で雨が降らないことを願っていましたが、雨季の空にその思いは届かず。歩き始めて1時間ほどするとついに雨が降り出しました。いやー、ここでしばらく雨宿りか〜と思っていたら歩き続けるサイモンさん。はい、雨が降っていようが関係ありません!ここまでキレイに開き直れると、逆に雨が気持ち良くなるから不思議なものです。ただ、本来このツアーに参加する場合は雨対策も用意して臨むべきです。なのでここで改めてシピフォールズトレッキングの持ち物を整理すると

  1. 滑りにくい靴(トレッキングシューズなど)
  2. レインコート
  3. 汚れてもよい服
  4. 飲み物(水など)
  5. 日焼け止め

という感じになります。さぁ、雨に打たれながら進んでいたら実はもう目の前に滝が見えているのがおわかりでしょうか?気になる方は先ほどの写真をチェックしてみてください。

第一の滝

シピフォールズのスタート地点となる一番高い所に位置する滝。落差は85mになります。最初の滝にたどり着いた〜という達成感もあり、興奮が止まりません。滝壺まで行くと水しぶきが飛んできますが、もうすでに雨でTシャツが濡(ぬ)れているので問題なし!(ちなみにコトバンクでは最大落差30mと書かれていますが、これは間違いとのことです。)

1時間半ほど歩いて到着した第一の滝。今いる場所が一番高いので、当然ココからは下りがスタートします。が、これがなかなかにハード。滑(すべ)るのが前提の山下りという感じで、泥に足をとられます。慎重(しんちょう)に足元を見ながらゆっくり進むしかありません。

が、景色も見たい!!360度が常に絶景のシピフォールズ。雨でぬかるんだ肥沃(ひよく)な大地があるからこその美しい緑の景色が広がっているので、多少滑るくらいで文句は言えません。農業で生計を営むシピのみなさん。バナナやコーヒー以外にも、キャベツにジャガイモ、タマネギなどたくさんの作物を栽培しています。

これまでもアフリカ各地で様々な滝を見てきましたが、人々の生活と共にある滝というのは非常に珍しいなと。安定した生活用水があるからこそ、この山の中で農作業をして暮らしていくことができるわけです。

雨が上がり太陽が出てくるとまた違う感じに見えるシピの緑。ちなみに乾季は全く雨が降らないので天気も良く歩きやすいそうですが、そうなると今度は滝の水が少なくなります。シピのオススメの観光時期は6〜7月だそうです。そんなこんなで1時間ほど下ってきたところで、第二の滝に到着しました。

第二の滝

落差65mの3つの滝の中では一番小さなこの滝は山の奥地にあるので、シピの町の麓(ふもと)からは見ることができません。緑に囲まれたとても神秘的な第二の滝。

この滝ではなんとシャワーを浴びることができます。滝行をしたい方は水着で来ることを忘れずに!今日はバッチリ準備をしてきた旅行者が一組いました。自分も知っていれば…まぁもうすでに雨のシャワーを浴びてるんですがね。

そこからは公道に出るまでひたすら下り続けます。ガイドのサイモンさんに手を取ってもらい、最後の最後まで気の抜けない刺激的なトレッキングでした。

このあと1時間ほどのコーヒー体験ツアーを楽しみまして、最後は主要道路沿いにあるロッジの絶景スポットへ。

第三の滝

この町に到着して少し歩けばその姿を見ることができるシピフォールズを代表する第三の滝。落差は3つの内最大の100mになります。第一の滝からここまで水が流れていると考えるとそれはまるで血管のようで、シピの町を動かす命の鼓動(こどう)を感じます。

この滝のすぐ隣をロープ一本で下るアクティビティーをサイモンさんから何度も勧(すす)められましたが、怖いのでやめておきました。滝は側で眺めておくくらいがちょうど良い!が自論です。

3つの滝を全て見終えて、時刻は15時半。今日はその後も雨が降ったり止んだりの天候だったので、そのあと予定していたシピの町の山の反対側へ行くツアーはキャンセルすることにしました。夕方6時にサイモンさんと再度待ち合わせをして歩いて向かったのは、お世話になっている宿の近くのビューポイント!

目の前には緑の大地が一面に広がりました。別名「アフリカの真珠(Pearl of Africa)」と呼ばれるウガンダの美しい国土。今日はその一部をほんの少しのぞかせていただいた気分です。もし晴れていたらこの先に沈む夕日が見えたそうです。あいにくその景色を見ることはできませんでしたが、それでも十分なくらいにウガンダの大自然を満喫した1日でした。

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