2022年4月18日、天気晴れ。
目次
アフリカ31ヶ国目「ウガンダ」へ

初回の学びを活かすことができるのが2度目です。空港で迎える2度目の夜は昨日よりも寝心地が良さそうなソファーを確保。おかげで今回は本当にしっかり眠ることができました。さぁ、34時間の乗り継ぎを経て今日はドバイを出発。向かうはアフリカ31ヶ国「ウガンダ」です。
ドバイでのPCR検査陰性証明書の再取得

朝7時半のフライトなので、4時に起きてまずはチケットを受け取りに航空会社のカウンターへ。パスポートとEチケットを渡します。ウガンダのビザの確認もされましたがこれはちゃんと事前に取得しておいたので問題なし。成田空港同様にここでも入念な出国前のチェックを行ってくれます。そして最後にPCR検査の陰性証明書。もちろん持ってますよという感じで見せると不穏(ふおん)な空気に。そして一言。
「検査の有効期限が切れているから搭乗できない」
正直私も半信半疑だった陰性証明書。今回の渡航先のウガンダでは『「出発地において搭乗時間の72時間前までに採取したサンプル」によるPCR検査の陰性証明書』が入国に必要とされています。なので日本出発の2日前に検査を受けたのですが、丸一日をドバイで過ごすことが大丈夫なのかが不明な点でした。そしてその不安が見事に的中。いやー、もちろんショックです。が、5秒で切り替え!

空港スタッフさんに伝言ゲームのようにPCR検査を受けたい旨を伝え、ターミナルを移動してたどり着いたドバイ国際空港内にある検査所。医師の方に事情を説明して検査をお願いします。が、その前に一言。
「検査の結果は6時間後に出るから、飛行機は変更しないといけないね」
先ほどスタッフさんにも仄(ほの)めかされていたので99%理解していましたが、ここで確定しました。飛行機に乗れません!!

はい、ショックは5秒。兎にも角にもここで陰性証明書をゲットできないと先に進めないので検査をします。が、実は気になっていたのがそのお値段です。物価の高さに加えて現在の日本の円安の影響でなんとマクドナルドの普通のハンバーガーでさえ1個300円以上もするドバイ。PCR検査はいったいいくらなんだ!?と思いながら聞くと
「150」
マジか!!150USドルか~と嘆(なげ)こうと思ったら
「ディルハムだよ」
150ディルハム。日本円で約5000円です。良心的なお値段じゃないですか~!!2度目のおかげで改めて日本のPCR検査が高すぎることを確認することができました。

もし何も知らずに飛行機に乗り、現地に着いてから証明書の失効の事実を知らされていたら…。そう思うとこうして搭乗前に教えてくれる航空会社の対応には本当に感謝しかありません。もちろん予定通りの飛行機に乗りたかったという気持ちはありますが、もうここまできたら仕方がないと割り切れます。そしてこの経験から学ぶ!海外旅行での一番の出費は飛行機代なのでできるだけ安い航空券を手に入れたいところですが、コロナ禍では乗り継ぎの時間から追加のPCR検査の必要性も考えることが大切です。

ということでドバイ国際空港で過ごす2度目ののんびりとした朝。この空港の値段表記は全てディルハムであることを学んだので、今朝の1杯はマックカフェのコーヒーにしました。そして迎えた7時30分。乗るはずだった飛行機を見送るという人生初の経験にはほろ苦いコーヒーがよく合いました。

それからのことは少し早送りで。PCR検査を受けると結果が出るまでの間ずっとソワソワとしてしまうわけですが、6時間後に検査所でもらった用紙に書かれたNEGATIVEの文字を見てホッと一安心。したのも束の間、すぐにスカイスキャナーを使ってウガンダ行きの飛行機を予約します。

そして改めて航空会社のカウンターへ。今さっき取得したばかりの陰性証明書を見せて、ついにアフリカ行きのチケットを手に入れることができました。やったーー!
ドバイ出発

結局40時間をドバイ国際空港で過ごした今回のトランジット。ラスト8時間は巨大な空港の3つのターミナルをバスで行き来して軽い冒険気分も味合わせていただきました。なので意外にもあっという間のように感じた40時間を終えて、ついにウガンダ行きの飛行機に乗り込みます。

14時25分、テイクオフ!さよならドバイ、ありがとうドバイ。まるでシムシティで作ったかのようなドバイの街並みを見下ろしながらドバイに別れを告げました。

朝からドタバタの本日でしたが終わりよければ全てよし。そしていよいよここからがアフリカ54ヶ国制覇の旅-第6章-の本編スタートです。序章のインパクトがちょっと強すぎましたね。さぁ、ではまずウガンダ入国の前に先ほどサラッと書いたビザの話をしておきます。
ウガンダE-Visaのオンライン申請

ウガンダは入国に事前のビザ取得必要です。ウガンダ入国管理局のホームページでオンラインで申請をしてE-Visaを取得します。申請に必要なものは
- パスポートの個人情報ページのデータ
- パスポートサイズの顔写真データ
- 黄熱病予防接種証明書のデータ
- 帰りの航空券のデータ
の4つ。データが大きすぎると添付できないので、事前に写真加工アプリなどを使って容量を小さくしておきます(250KB以下に)。必要事項を入力してデータの添付したら、クレジットカードで費用50USドルを支払って申請は完了です。

私の場合ジャスト24時間後に申請が通ったという連絡メールが届きました。そこに添付されているビザの取得許可証を印刷して持参します。

バックパッカー的には帰りの航空券のデータがないと申請できないのが難点ですが、とても簡単にビザが取得できるのはありがたいこと。今回の旅の最初の国に「ウガンダ」を選んだ理由の一つは入国がしやすそうであるという点です。少しずつカラダをアフリカに慣らしていくためにはスモールステップが大事!
キオガ湖とナイル川

そんなこんなでドバイ出発から約5時間。窓の外に見えてきたウガンダの景色に胸が高まります。アフリカに帰って来たぞ!!

一望すればすぐわかるこの国の地理。海に面していない国ですが、赤道直下にあり年間を通して雨が降るこの国には有名な湖がいくつかあります。その内の一つ「キオガ湖」をさっそく視界に捉えることができました。地図アプリと全く同じ形をしているな〜と当たり前の感想を抱いてしまった私です。そしてそのキオガに流入している1本の川。その名は「ナイル川」。世界最長の河川であるナイル川をこの目で見れてもう飛行機の中で興奮が止まりませんでした!!
ウガンダ入国

美しい緑の景色に魅了されながら、夕方6時半。ついにウガンダのエンテベ国際空港に到着しました。海無し国なのにそう思えないウガンダマジック!さぁ、気持ちを切り替えて入国審査です。
入国審査

コロナ禍の旅ではここで何が起こるかわからないので少なからず緊張して挑むわけですが、結論をいうといい意味で何もなく、非常にあっさりと入国してしまいました。6時間待って取得したPCR検査の陰性証明書の役目はわずか3秒。まるで打ち上げ花火ですね。黄熱病予防接種証明書(イエローカード)もいっしょにチェックがあります。

印刷しておいたビザの取得許可証を渡すととてもテキパキとした手際でビザを発行していただきましてドン!日本からの長い長い61時間の大移動のゴールをついに迎えました!!
SIMカード

ということで、アフリカ31ヶ国目「ウガンダ」に入国!久しぶりのアフリカの空気を胸いっぱいに吸い込みます。入国審査が終わったすぐのところにSIMカードを売っている小さなショップがあったのでお願いをすると、とても親切に対応をして必要な設定も全てやってくれまして。まだ米ドルしかなかったので少し割高かもしれませんが、これで通信手段を確保。
首都「カンパラ」までの移動

続いて、空港のあるエンテベからこの国の首都「カンパラ」へと移動します。事前の調べでウガンダでは配車アプリであるUberが使えることを確認していたので、さっそくSIMカードが入ったスマホで車の手配をしていると、空港タクシーの運転手さんから声がかかりました。彼らは仕事をしているわけで、客引きをするのは当然ですからね。ただ、次の一言に驚かされます。
「Uberプライスでいいよ!」
少しでも安く移動をしたいというコチラの思いをわかった上での値段交渉。本当に!?と思わず疑ってしまいましたが、なんとUberよりも少しだけ安い料金を提示してくれたドライバーさん。とても信頼できそうな人だったのでお願いすることにしました。これで移動手段も確保です。

空港到着から入国審査を終えてSIMカードと移動の車をゲットするまでにかかった時間はわずか45分!本当にうまくいきすぎているくらいのウガンダの旅のスタートでした。もうあたりは暗くなってしまったのでハッキリとは見えませんでしたが、アフリカに来たことを強く感じた空港から宿までのドライブ。早くこの国が見たいという気持ちを落ち着かせて、今日は久しぶりのシャワーを浴びてベットで爆睡するのでした。
こんにちは!アメリカ在住です。ワクワクしながら、読みました‼️ 私は、九月にタンザニア行きたくて、今調べています。もちろん初めてです。タンザニアでは、英語を教えるボランティアする予定です。私もちなみに教師です。
じゃあ安全で楽しい旅を続けて下さい。インスタ投稿楽しみにしています。❤️
ありがとうございます!
タンザニア、東の大国!協力隊時代にほんの一部だけ訪れましたが、もっと知りたいと思わせる魅力的な国だなぁという印象です。
タンザニア渡航、応援してます!