ナミビアを旅する④ 南下1000km大移動Part3〈ロシュピナ→オラニエムント〉〜ナミビア最南西端の秘境の町への行き方〜

2021年5月25日、天気晴れ。

ナミビアの歩き方

昨晩お世話になった宿には朝食がついているということで美しい目玉焼きでスタートした本日。焼き加減は注文していませんが私の大好きなプルプルの黄身で仕上げてくれたのは

こちらの彼!「目玉焼きはどう?」と感想を聞いてくるのでGood!とiPhoneで撮影した写真を見せながら伝えると「俺の写真も撮ってくれ!」と。アフリカでは『日本のスマホ=キレイな写真』という印象を持っている方が多く、こうして写真撮影を依頼されることはよくあることです。もちろん撮ったあとには送るのもセット。アフリカでもスマホはもう特別なものではなくどんどん普及しているので、こうして写真をシェアして喜んでもらえるのは嬉しいことです。

彼、ノーウェルさんの作った朝食をしっかりといただいて元気になったところで、いよいよ今日も移動を開始するべくまずはロシュピナのガソリンスタンドへと向かいます。といってもお世話になった宿Four seasons Lodgeのすぐとなりなのであっという間に到着です。

③ロシュピナ

今いるロシュピナは③の位置になります。この「ロシュピナ」という名前はヘブライ語で「磁石」を意味するそうで、この町にそびえる鉱山から主に鉛や亜鉛(zinc)が産出されることからその名がつけられたそうです。(Wikipedia参照)

今日はこのロシュピナから100kmほどさらに南に進んだ所にあるこの首都ウィントフックからの1000km移動のゴール地点を目指します。まぁ100kmしか離れていないのでそこまで急ぐ必要はありません。時間はいくらでもあるので焦らずに目的地に向かう車を待ちます。

私以外にもここで車を待つ人がちらほらいるのも安心できるロシュピナのガソリンスタンドENGEN。そこにはなんと昨日お世話になったアンドレさんの姿も!彼は今日もここでお客さんを集めてまた来た道を戻るようです。彼の運転でリューデリッツという港町に向かうお兄さんは、これから私が向かう町のことを少し話してくれました。

「あの町は良い町だよ!」

ここでこれから向かう町の場所も示したいと思います。向かうのは④番!私がナミビアの中でどうしても行ってみたいとずっと思っていたのは、この国の一番南西に位置する町です!こんな所に!?というすごい場所に位置するちいさーな町。さらにこの辺にはナミブ砂漠が広がるということで、私のイメージは閑散(かんさん)とした荒野。何てったって南の果てですからね。良い町。いったいどんな町なんだろうと期待が膨(ふく)らみます。

そしてアンドレさんとさよなら!現在10時半。今日はまだまだ待ちそうな予感です。

次第に人が減っていくガソリンスタンド。ここにはケートマンスフープのようにこの場を仕切る頼れるお兄ちゃん的な人はいません。とにかく待つのみです。自分の向かう方面とは逆の北(首都方面)に向かう車は来ますが、南へと向かう車は一向に来ません。

いつの間にか私一人に。こうなってくると心細くなります。が、先ほどのお兄さんも「待っていれば来る!」と言ってくれたのでとにかく待ちます。…が、来ない。他に人がいる中での待ち時間は全く気にならないのですが、一人で待つと時間が経過していくごとに不安が募り(つのり)ます。

そこにお兄さんが登場。北へ向かうという彼に私の行き先を伝えると

It’s very difficult.

マジか。ベリーですか。やはり今日は長期戦になりそうです。時刻はお昼13時を回りました。

とそこに!

「オラニエムント?」

給油をしていた一台の車の方から強面(こわもて)のお兄さんが私の方へ歩いて寄ってきました。オラニエムント?…Yes、オラニエムント!!

ロシュピナ出発

長期戦を覚悟してからわずか30分後。目的の町である「オラニエムント」に向かうドライバーさんが声をかけてくれました!よっしゃーー!!お兄さんに別れを告げて、荷物を持って駆(か)け足で車に向かいます。乗るのは久しぶりの荷台。もうなんだってOK!だってこれで行きたかった場所に行けるんです!!ガソリンスタンドで待つこと4時間。ついに目的の町へと向かう車をゲットしました!バイバイ、ロシュピナ!!

車の後ろの景色を見ながらのドライブ。荷台に乗っているので座り心地は良くはありませんが、こんな南の果ての地域でも道路がしっかりと整備されているナミビアに改めて驚かされました。

おかげで車がガタガタと揺れることはなく、荷台からでも十分に景色を楽しむことができます。一緒に荷台に乗ったお姉さんは景色を見ながらこの地域に広がる鉱山のことをいろいろ教えてくれました。

するとしばらくして道の途中で車が停車。何かトラブルでもあったのか?と思っていると、ドライバーのウィネスさんが荷台の扉を開けて一言。

「来い!写真を撮るんだ!!」

そこに流れる美しい川。実は今回私はこの川を見るためにここまで来たと言っても過言ではないんです。そんなことを知らないはずのウィネスさんのこの粋(いき)な計らい。もう感動!!この川についてはまた明日詳しく書きたいと思いますが、初めてこの目で見た記念すべき瞬間でした。

なんてやさしい運転手さんなんだと思いながら再度荷台に乗り込んで出発。雄大な山々と流れる川の景色はどこまでも続いていきます。

そしたらまたもや車が停車するんです!…もしや?と思っていると

「来い!ロックアートだ!!」

今度は100年前に描かれたという岩絵をわざわざ車を降りて案内してくれる乗客の皆さん。あれはキリンだ!あれは家だ!あれはわからない!という感じで紹介してくれました。

「君はオレの友だちだ!」

まだ目的の町には到着していないわけですが、胸がいっぱいです。こんなにステキな方たちに出会えたのも、先ほどのガソリンスタンドで4時間待ったからこそ。

何の意味もないような待ち時間にもちゃんと意味がある。全てのことはつながっているんだなぁと改めて感じました。

オラニエムント到着

ということでロシュピナの町からとっても幸せな1時間ちょいの移動を経て、ついに2日前から始まったナミビア国内南下1000km移動のゴールの町である「オラニエムント」に到着しました!!思っていた以上にスムーズに来れたのは、ここまでの道中で私を助けてくれた人たちや運転手の皆さんのおかげ。本当に感謝です!最後の運転手のウィネスさん。料金はなんと50ナミビアドル(約400円)を提示されたのですが、あまりに良くしてもらったのでチップも渡させていただきました。本当にダンキー(アフリカーンス語で「ありがとう」)!!

さぁさぁさぁ。首都から遥か1000km離れた場所に位置する「オラニエムント」にやって来たわけですが…何だここは!?もう少し町の様子を見ただけでわかる『こんなナミビア見たことない!』感。

そして何とそこには目を疑う光景も飛び込んできます!!なぜこんな所に!?何だここは!!?

Welcome to Oranjemund!

到着早々地元の人たちにもたくさん声をかけられてはそのやさしさに触れ、またまた出会ったことのないナミビアにただただ言葉を失うのでした。

明日はじっくりとこの町を散策したいと思います。何だここは!!!?

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