DAY196 ナミビアを旅する④ロシュピナから秘境オラニエムンドへ 〜ナミビア最南西端の町への行き方〜

2021525日、天気晴れ。

昨晩お世話になった宿には朝食がついているということで美しい目玉焼きでスタートした本日。焼き加減は注文していませんが私の大好きなプルプルの黄身で仕上げてくれたのは

こちらの彼!「目玉焼きはどう?」と感想を聞いてくるのでGood!iPhoneで撮影した写真を見せながら伝えると「俺の写真も撮ってくれ!」と。アフリカでは『日本のスマホ=キレイな写真』という印象を持っている方が多く、こうして写真撮影を依頼されることはよくあることです。もちろん撮ったあとには送るのもセット。アフリカでもスマホはもう特別なものではなくどんどん普及しているので、こうして写真をシェアして喜んでもらえるのは嬉しいことです。

彼、ノーウェルさんの作った朝食をしっかりといただいて元気になったところで、いよいよ今日も移動を開始するべくまずはロシュピナのガソリンスタンドへと向かいます。といってもお世話になった宿『Four seasons Lodge』のすぐとなりなのであっという間に到着です。

今いるロシュピナは③の位置になります。この「ロシュピナ」という名前はヘブライ語で「磁石」を意味するそうで、この町にそびえる鉱山から主に鉛や亜鉛(zinc)が産出されることからその名がつけられたそうです。【Wikipedia参照】

今日はこのロシュピナから100kmほどさらに南に進んだ所にあるこの移動のゴール地点を目指します。まぁ100kmしか離れていないのでそこまで急ぐ必要はありません。時間はいくらでもあるので焦らずゆっくりと目的地に向かう車を待ちます。

私以外にもここで車を待つ人がちらほらいるのも安心できるロシュピナのガソリンスタンドENGEN。そこにはなんと昨日お世話になったアンドレさんの姿も!彼は今日もここでお客さんを集めてまた来た道を戻るようです。彼の運転でリューデリッツ(Lüderitz)という港町に向かうお兄さんは、これから私が向かう町のことを少し話してくれました。

「あの町は良い町だよ!」

ここでこれから向かう町の場所も示したいと思います。向かうのは④番!私がナミビアの中でどうしても行ってみたいとずっと思っていたのは、この国の一番南西に位置する町です!こんな所に!?というすごい場所に位置するちいさーな町。さらにこの辺にはナミブ砂漠が広がるということで、私のイメージは閑散とした荒野。何てったって南の果てですからね。良い町。いったいどんな町なんだろうと期待が膨(ふく)らみます。

そしてアンドレさんとさよなら!現在10時半。今日はまだまだ待ちそうな予感です。

次第に人が減っていくガソリンスタンド。ここにはキートマンスフープのようにこの場を仕切る頼れるお兄ちゃん的な人はいません。とにかく待つのみです。自分の向かう方面とは逆の北(首都方面)に向かう車は来ますが、南へと向かう車は一向に来ません。

いつの間にか一人。こうなってくると心細くなります。が、先ほどのお兄さんも待っていれば来る!と言ってくれたのでとにかく待ちます。…が、来ない。他に人がいる中での待ち時間は全く気にならないのですが、一人で待つと時間が経過していくごとに不安が募り(つのり)ます。

そこにお兄さんが登場。彼は北のアウス(Aus)に行くそうです。自分の行き先を伝えると

It’s very difficult.

マジか。ベリーですか。やはり今日は長期戦になりそうです。時刻はお昼13時を回りました。

とそこに!

「オラニエムンド?」

給油をしていた一台の車の方から強面(こわもて)のお兄さんが自分の方に歩いて寄ってきました。オラニエムンド?…Yes、オラニエムンド!!

長期戦を覚悟してからわずか30分後。目的の町である「オラニエムンド」に向かうドライバーさんが声をかけてくれました!よっしゃーー!!アウスに行くお兄さんに別れを告げて、荷物を持って駆()け足で車に向かいます。乗るのは久しぶりの荷台。もうなんだってOK!だってこれで行きたかった場所に行けるんです!!ガソリンスタンドで待つこと4時間。ついに目的の町オラニエムンドに向けて車が出発しました。バイバイ、ロシュピナ!

車の後ろを見る逆走スタイルで外の景色を見ながらのドライブ。荷台に乗っているので座り心地は良くはありませんが、こんな南の果ての地域でも道路がしっかりと整備されているナミビア。

車がガタガタと揺れることはなく、荷台からでも十二分に景色を楽しむことができます。一緒に荷台に乗ったお姉さんは景色を見ながらこの地域に広がる鉱山のことを紹介してくれました。

するとしばらくして道の途中で車が停車。何かトラブルでもあったのか?と思っていると、ドライバーのウィネスさんが荷台の扉を開けて一言。

「来い!写真を撮るんだ!!」

そこに流れる美しい川。実は今回私はこの川を見るためにここまで来たと言っても過言ではないんです。そんなことを知らないはずのウェネスさんのこの粋な計らい。もう感動!!この川についてはまた明日詳しく書きたいと思いますが、この川を初めてこの目で見た記念すべき瞬間でした。

なんてステキな運転手なんだと思いながら再度荷台に乗り込んで出発。雄大な山々と流れる川の景色はどこまでも続いていきます。

そしたらまた車が停車するんです!もしや?と思っていると

「来い!ロックアートだ!!」

今度ば100年前に描かれたという岩絵をわざわざ車を降りて案内してくれる乗客の皆さん。あれはキリンだ!あれは家だ!あれはわからない!という感じで紹介してくれました。

「君はオレの友だちだ!」

まだ目的の町には到着していないわけですが、胸がいっぱいです。こんなにステキな方に出会えたのも、先ほどのガソリンスタンドで4時間待ったからこそ。

何の意味もないような待ち時間にもちゃんと意味がある。全てのことはつながっているんだなぁと改めて感じました。

ということでロシュピナの町からとっても幸せな1時間ちょいの移動を経て、ついに2日前から始まったナミビア国内移動のゴールの町である「オラニエムンド」に到着しました!!思っていた以上にスムーズに来れたのは、ここまでの道中で私を助けてくれた人たちや運転手の皆さんのおかげ。本当に感謝です!最後の運転手のウィネスさん。ロシュピナ⇄オラニエムンドの料金はなんと50ナミビアドル(400)を提示されたのですが、あまりに良くしてもらったのでチップも渡させていただきました。本当にタンギー!!

さぁさぁさぁ。首都から遥か1000km離れた場所に位置する「オラニエムンド」にやって来たわけですが何だここは!?もう少し町の様子を見ただけでわかる『こんなナミビア見たことない!』感。

そして何とそこには目を疑う光景も飛び込んできます!!なぜこんな所に!?何だここは!!?

Welcome to Oranjemund!

到着早々地元の人たちにもたくさん声をかけられてはそのやさしさに触れ、またまた出会ったことのないナミビアにただただ言葉を失うのでした。

明日はじっくりとこの町を散策したいと思います。何だここは!!!?

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