2022年5月9日、天気晴れ。(※2025年3月更新)
目次
タンザニアを旅する

しっかり寝ていない状態で入国直後から勢いのまま街歩きをしたので流石に疲れたようで、24時間ぶりのベッドで熟睡してゆっくり朝を迎えた本日。
もうちょっと寝ていたいという思いもあるわけですが、気合で起床です。
準備をして外に一歩出ればそこはザンジバルの中心地ストーンタウンのド真ん中!
タンザニアの旅は今日から本格的にスタートです。

さぁ、まずは寝起きの一杯を飲みたいぞということでカフェを探して歩きます。
迷路のような道を進んでいくドキドキ感。
方向感覚が弱いとここは少し歩くのが大変かもしれません。
地図アプリmaps.meで場所を確認するのもありですが、困ったらホテルの警備員さんを頼るのが◎
こういう複雑な場所では道案内をしてチップを要求してくる方もいるので、イヤなら最初にキッパリ断ります。

ちなみに、ストーンタウン周辺を歩いているとツアーへの勧誘の声かけもかかります。
旅行者向けの種類豊富なツアーがたくさんあるザンジバル。
複雑なストーンタウンの旧市街を案内してくれるツアーもあります。
中でも人気なのはザンジバルの特産であるスパイス農園を巡る『スパイスツアー』と、少し離れた所に浮かぶかつて監獄(かんごく)があった島へ船で行く『プリズンアイランドツアー』の2つ!
プリズンアイランドツアー

なんとプリズンアイランドはセーシェル固有種であるアルダブラゾウガメの保護区になっています。
その昔、ザンジバルの王への贈り物としてセーシェルから渡ってきたそうです。
島に行くとたくさんの大きなアルダブラゾウガメたちに出会えます。

島のまわりに広がるキレイな海でシュノーケルも楽しめるプリズンアイランドツアー。
宿が企画するツアーに参加したり、船の運転手と直接交渉したりする方法で行くことができます。
半日ほどの時間がある時は是非オススメです!
屋上レストラン「The Swahili House」

さぁ、そんなこんなで旧市街を歩きながら探していたのは見晴らしの良さそうな場所。
ストーンタウンの中には建物の屋上にレストランを構えているホテルがいくつかあります。
やって来たのはThe Swahili House。
エレベーターで屋上まで上がると

この景色!
ストーンタウンの街を上から感じることのできる最高の場所です。
遠くには海も見えて、吹き抜ける風も気持ちが良いこのレストラン。

いただくのはもちろんタンザニアといえばのキリマンジャロコーヒーです。
美しい街並みを見ながら飲む朝の一杯が美味しくないわけがありません。

正直このまま一日ココでのんびりするのもありだよなぁ~と思うわけですが、やはりザンジバルに来たからにはキレイな海が見たい!
ということで、後ろ髪を引かれながも行動開始です。
ミニバス乗り場(ヌングイ方面)

やって来たのはストーンタウンのメインの大通り沿いにあるミニバス乗り場。
タンザニアではミニバスのことを「ダラダラ」と言います。
今回はダラダラに乗ってザンジバルの北に位置する「ヌングイ」という町へ。
さぁどのバスに乗ればいいのかなぁ~と思いながら歩いていると

なんと行き先がちゃんと表示されているザンジバルのダラダラ。
これに感動できるのは、行き先が書かれていないのが当たり前のアフリカ各国のミニバスを経験してきたから!
「116 NUNGWI」というたったそれだけの表示が旅人にとっては非常に安心でありがたいサービスです。

ザンジバルの移動手段にはタクシーやバイクもありますが、安さを求めるならやはりダラダラ。
乗客がいっぱいになると出発するスタイルですが、地元の人たちもたくさん利用するのであっという間に席は埋まります。
ということで北に向けてレッツゴー!!

ここが島なんだということを感じさせる木々の緑や空の青さ。
ゆったりと時間が流れているような不思議な感覚になる景色です。
海の前にしっかりと島の緑を目に焼きつけます。

ストーンタウンから1時間ちょっとの快適な移動で到着したヌングイ。
これで料金が2300タンザニアシリング(約130円)というのは驚きです。
さぁ、ここまで来たらもう向かうのは海しかありません!
②ヌングイ

タンザニア東部、ザンジバル島北端の海岸保養地。リゾートホテル、レストランなどが集まり、観光客に人気がある。ダイビングなどのマリンスポーツも盛ん。
【コトバンクより】

島の一番北に位置する町で三方を海に囲まれているヌングイ。
どちらに行こうかなと迷うわけですが、こういう時はもう”カン”に頼ります。
なんとなくこっちの方が盛り上がっていそうだなぁという雰囲気を察知しながら西の方に進んでいくと

お土産屋さんの通りが出現。
旅行者をターゲットにしているので、この先に良い感じのビーチがあることはもう間違いありません。
思わず歩くスピードが速くなります。

オシャレなレストランも増えてきたところで、この時もうお昼過ぎ。
ちょっと何か食べたいなぁ~という思いに一瞬なったわけですが、海はきっともうすぐそこ!
食べ物の誘惑に負けずにほんの少し歩くと

「海だーー!」
しかもただの海じゃありません。
透き通るキレイな青い海!!

インド洋を見るのはものすごく久々で2019年11月に訪れたモザンビークぶりになります。
やっぱりこの海がインド洋だよなぁ~という思わず納得の青。
美しすぎます!
レストラン「Zava Nungui」

そしてこの海を見ながら浜辺のレストランでのんびりする。
これが最高の贅沢(ぜいたく)です。

海の家のような開放感のあるレストランZava Nungwi 。
吹き抜ける風がとっても気持ちよくて、いつまでもいられる居心地の良さ。
抜けで見える青すぎる海はまるで絵のような感じです。

さらにここでいただくのがツナとアボガドのタルタル。
アフリカで生魚をいただけるというのはこの上ない幸せです。
味は想像通りの間違いないやつで、トーストのカリカリ食感とマッチ!
ペロッと完食しちゃいました。

旅行者向けの海水浴場が広がるのはヌングイの西部。
波はとても穏(おだ)やかで、ゆっくりずっと入っていられる感じです。
水温も冷たすぎず暖かすぎずの丁度良い感じ!

ゆっくりくつろいだあとは海岸沿いを歩いてみました。
北に向かって歩いていくと地元の人たちのエリアになっていきます。
海に浮かぶいくつもの漁師船。
漁業が盛んな町の様子が伝わってきます。
漁師の町ヌングイ。
となると海の男的な厳格な方たちが多いのかと思いきや、静かなオーラの中にも温かい感じが滲(にじ)み出る地元のみなさん。
ボードゲーム「カロム」

するとここでストーンタウンでも見かけたゲームをする方達を発見。
船が出るのは朝なので夕方になると自分達の時間を楽しむ漁師のみなさんです。
気になっていたので見ててもいいですか?と聞いてみると

「座れ!いっしょにやるぞ!」
習うよりも慣れろというやつですね。
「カロム」という名前のこちらのゲーム。
卓を挟んで1対1、もしくは2対2で行う”指版ビリヤード”のような遊びになります。
青いコマを指で弾いて自分のチームの色のコマを角の四隅にある穴に入れ、赤いコマを含めて先にコマを全て入れた方が勝ちというルールです。

やってみるとこれがかなり面白い!
力加減とコントロールがものをいう神経を使うゲームで、後半になると焦(あせ)りも加わってハラハラドキドキ。
思わず白熱して声が出ます!
といってもそれは自分だけ。
他のみなさんは静かに闘志を燃やしていました。
2ゲームやって結果は1勝1敗。
とっても楽しいカロムでした。
※日本では滋賀県彦根市でこのカロムが盛んだそうです!
レストラン「LUKMAAN」

ということでヌングイへ日帰りで行ってきた本日。
夜はザンジバル在住の日本人の方と夕飯をご一緒することに。
教えていただいたのは地元の人にも人気のオシャレなレストランLUKMAANです。
スワヒリ文化を感じる料理が味わえるこちらのお店。
好きなものを選んでオーダーするスタイルで注文したのは

スパイスといえばのカレー&ザンジバルの魚介類です。
味付けや火の入れ具合がまぁバッチリ。
特に名物のタコはプリップリでもうたまらない美味しさでした。
ザンジバルは食でも旅人を魅了(みりょう)します。
ご馳走様でした!

さぁ、当初の予定ではこれにてザンジバルの旅は終了。
明日はタンザニア本土へ向かおうと考えていました。
が、しかし!
「・・・もうちょっとザンジバルにいたいよ~」
となってしまったわけです。
こんなステキな島での滞在を1日だけで終わらせるのはもったいない!
そうだ!!
もっといるべきだ!!!
と自分に言い聞かせて予定変更です。
楽園ザンジバルの旅はもう少しだけ延長します。
DAY279へ続く
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