2022年5月8日、天気晴れ。(※2023年4月更新)
DAY277の続き
目次
タンザニアを旅する
では改めて、タンザニアの旅の最初にやって来た
「ザンジバル」
という場所の説明をいつも通りWikipediaから引用するところから始めていきたいと思います。
ザンジバル
ザンジバルは、アフリカ東海岸のインド洋上にあるザンジバル諸島の地域名。
【Wikipediaより】
現在はタンザニア連合共和国に属する。
人口は約107万人(2004年度)。
1963年12月のザンジバル王国のイギリスからの独立と、翌1964年1月のザンジバル革命を経て同年4月にタンザニアに合流した後、アフリカ本土のタンガニーカから強い自治権を確保したザンジバル革命政府によって統治されている。
タンザニア本土の東に浮かぶ
「ウングージャ島」
「ペンバ島」
の主な2つの島からなる諸島の名前がザンジバル。
実は『ザンジバル島』という島は存在しませんが、この一番大きなウングージャ島が一般的に
「ザンジバル」
と呼称されています。
そう、ココは世界中の旅行者に愛される楽園ザンジバル!
ちなみに、あのQueenのボーカル「フレディーマーキュリー」が生まれ育った島でもあります。
映画『ボヘミアン・ラプソディ』の冒頭部分にも少し出てくるので是非チェックしてみて下さい。
白い珊瑚礁とアラブやスワヒリ、ヨーロッパの石造建築遺跡が多数残る。
【Wikipediaより】
かつては奴隷貿易、香辛料貿易、象牙貿易の拠点でもあった。
2000年にザンジバル島のストーン・タウンが国際連合教育科学文化機関 (UNESCO) の世界遺産(文化遺産)に登録された。
現在は夕陽の名所として有名になっている。
面積は日本の沖縄県よりも少し大きい程度である。
一時期は東アフリカの歴史の中心地となったこの小さな島。
大航海時代にヨーロッパからインドへの航路を発見したポルトガルの航海士ヴァスコダガマ。
その航路上にあったザンジバルを最初に支配したのはポルトガルでした。
そしてその後やって来たのはザンジバルの北東に位置するアラブの王国オマーン。
このオマーンは1800年代前半になんと北はソマリアから南のモザンビークまでの東アフリカの沿岸一帯を全て支配し、巨大な帝国(オマーン海上帝国)をつくります。
その帝国の中心地として機能したのがザンジバル!
位置や環境などが好都合だったのかもしれません。
王の命令によって建設されたザンジバルの首都。
それが
「ストーンタウン」
です。
①ストーンタウン
ザンジバル島のストーン・タウンは、タンザニアの東、インド洋に位置するザンジバルの街並みが登録された世界遺産物件。
【Wikipediaより】
ストーン・タウンはその旧市街地である。
支配層であるヨーロッパとアラブ双方から文化の影響を受け、3階建て以上の石造建築物が連なる街並みは、東アフリカ地域において特異な歴史的景観をなしている。
石でできた高い建物たち。
その間を細い路地が縦横無尽に広がるストーンタウンの街。
一歩足を踏み入れるとそこはまるで不思議の国。
アフリカであって、アフリカではない。
思わず
「なんだここは!?」
と声が出てしまうストーンタウンの街並み。
迷路のように道が入り組んでいるので、慣れるまでは少し不安を覚えるかもしれませんが、大体の方向性さえ掴(つか)んだらなんとなく歩いてみるのもOKです!
観光を売りにしているザンジバルなので、みなさん旅行者にはとっても親切。
もし道に迷ったとしてもちゃんと助けてくれます。
ここにしかないヨーロッパとアラブの文化が融合したストーンタウンならではの世界。
歩いているだけでワクワクが止まりません。
現在はその建物をそのまま利用したホテルやお土産屋さんが並びます。
とってもオシャレなカフェも!
まるで何かの物語の中にいるような気分にさせられるストーンタウン散策です。
ダラジャニマーケット
そしてストーンタウンの魅力は歴史的な建物だけじゃないんです!
この街並みはあくまでザンジバルという楽園の入り口に過ぎません。
一度足を踏み入れた観光客の心を一気にガッと掴(つか)んでいくザンジバルの中心地ストーンタウン。
街並みのあとは人の熱気に圧倒されます。
ストーンタウンの一番東の端、大通りに面した場所に広がるのがダラジャニマーケット。
商売をする人々の熱で朝から晩まで活気に満ちています。
食文化「タコ」
そんな市場で気になるものが二つ。
まずは魚介類!
まわりを海で囲まれた島ならではの新鮮なとれたての魚たちが並びます。
その中でも特に目を引くのは立派なタコ!
ザンジバルではタコを食べる文化があり、タコスープは地元のみなさんにも人気の食べ物です。
食文化「スパイス」
もう一つはキレイに並んだコチラの商品。
アラブの影響によりスパイス文化が盛んなザンジバル。
島で栽培されるスパイスはザンジバルの特産品です。
このスパイスはお土産としても旅行者に人気のようで、たくさんあるお店から次々と客引きの声がかかります。
みなさんスゴくやさしい人たちなので、購入を断っても明るく対応してくれるのが嬉しいところ。
市場エリアはかなりの人で混雑しますが、それでも居心地が良いのがザンジバルならではだなと。
ちなみにこの時まだ入国してから3時間しか経過してません。
それなのにもうすっかり島に馴染めてしまうこの感じ。
訪れるのが二度目だからというのもあるかもしれませんが、やはりザンジバルは特別です。
不思議な街並みに興奮し、地元の人たちの熱気を肌で感じたところで、最後は美しい海で心を満たします。
ストーンタウン自体はものすごく小さいエリアなので、迷路のような路地を抜け出すとすぐに海が目の前に広がります。
ストーンタウンの海は地元の人たちの憩いの場。
今日はラマダン明け最初の日曜日だったこともあり海沿いはすごい数の人で溢(あふ)れかえっていました。
アラブの影響を強く受けたことでほとんどの方がイスラム教を信仰するザンジバル。
タンザニア本土ではイスラム教とキリスト教の方々が半分半分なので、やはりココはタンザニアであってタンザニアではない特別な島なんです。
それにしても多い人の数!
その上で誰一人としてマスクをつけていないのが今の日本の感覚からしたら驚きかもしれません。
「コロナは存在しない!」
「コロナは撲滅した」
という主張をしているタンザニア。
ザンジバルを歩いていると
「本当になくなったのかも!」
と思ってしまうほど街中にはコロナの影も形も存在していません。
そして早めに観光業を再開したことで、外国人旅行者の取り戻しに成功したタンザニア。
私もこの国にいる間は束の間のコロナを忘れられる時間を楽しみたいと思います。
Wikipediaにも載っていた美しい夕陽。
インド洋に沈む太陽を見ることができるのはアフリカの中でも大陸の東に浮かぶ島だけに与えられた特権です。
海沿いにあるオシャレなレストランで久しぶりのビールを飲みながら眺めるサンセット。
それはそれはもう幸せな時間に決まってます。
ということでこれにてストーンタウンの1日が終わり・・・
フォロダニ公園の屋台
かと思いきや、実はここからが本番!
辺りが暗くなる前から海沿いにあるフォロダニ公園では次々と屋台がオープンしていきます。
肉や魚介の串焼きは存在感があるのでつい気になってしまい衝動買いのパターン。
見栄えがスゴイ分お値段もそれなりにするので買う時は事前確認が必要です。
鮮度に関してもちょ〜っと心配かもしれないので、お腹が弱い人はあまり無理をせずに。
それでもやはり一番見ていて楽しい串焼き屋台です。
食文化「ザンジバルピザ」
対してこちらは見た目は地味ですが、味で勝負の屋台!
目の前で調理工程を見せながらその場で作ってくれるスタイルになります。
ちなみに、フォロダニの屋台ではなんとキャッシュレス決済が可能です!
これが観光大国ザンジバル!!
薄い生地の中に細かく刻んだ野菜と挽肉、チーズに卵などが入ったこちらの料理。
これがフォロダニ名物
「ザンジバルピザ」
です!
熱々で出てくるので猫舌の方はご注意を。
外はフワフワで中は食材の食感が楽しいザンジバルピザ。
一つ食べればかなり満足できるボリュームもあるのにお値段はなんと約200円と非常にリーズナブル。
できあがるまでにほんの少し時間がかかりますが、待つ時間も作る様子を見ていて楽しいザンジバルに来たら必ず食べたい一品です。
ということですっかり夜になるとそこら中に人人人!
夕方とは比べものにならないほどのものすごい数の人が公園に集まってきます。
本来だったら暗くなってからこんな人の集まる場所にいることは治安上避(さ)けるべきです。
が、ココだけは特別だと言わせてください。
物乞いの方に声をかけられることはありますが、基本的なことを守れば危険な目に合うことはまずありません。
そしてなんとこの夜の屋台。
日曜日だからというわけではなく毎晩オープンしてはたくさんの人で賑(にぎ)わうのがザンジバルのストーンタウンなんです。
気がつけば入国してから休むことなく初日から夜まで満喫してしまった本日。
ただ、ザンジバルはまだまだこれだけでは終わりません!
「もっと楽しみたいザンジバル!!」
明日に向けて今夜はしっかり寝ます。
DAY278へ続く
コジマ先生 こんにちは
「ザンジバル ああザンジバル ザンジバル」
思わず口に出る5、7、5!
こんなに行きたい場所を中継してくださり感謝です!
頑張って身体鍛えてアフリカに行くぞって
先生の投稿見るたびに決意強めております