カメルーンを旅する⑥ 首都「ヤウンデ」Part2 〜SIMカード情報&コンゴ共和国ビザ取得方法〜

2020年2月24日、天気晴れ。

カメルーンの歩き方

いよいよ今日でカメルーンの旅も6日目!ということでついに次のアフリカ24ヶ国目に向けて動き出します!ちなみに今いるカメルーンは海沿いの国ですが全部で6ヶ国と隣接(りんせつ)しています。せっかく陸続きの国がこれだけあるので、ここは陸路で進んでいきたいところですが一つ問題が。実はカメルーン北部は現在外務省の安全レベルだと一番上のレベル4に指定されています。イスラム過激派組織による事件が今も断続的に発生しているそうです。そして同じようにその北部に接する周辺国は治安があまりよろしくなく、陸路で国境を越えるのは危険とのこと。私の旅で一番大切にしていることは『安全第一』です。決して無茶はしません。なので今回北へ行くルートは辞めておこうという決断になりました。…となると考えられる選択肢(せんたくし)は2つ!一つは飛行機を使って全く別のエリアに飛ぶこと。そしてもう一つは…あら!南に一つ良さげな国があるじゃないですか。その名は「コンゴ共和国」!

ちなみにカメルーンの周辺各国は全てビザの取得が必要な国になります。なのでどこの国のビザを取ろうか昨夜も考えて出した結論が「コンゴ共和国」でした。今日は月曜日!大使館も開いています。ということで早速(さっそく)早朝から行動開始です。

先日のガボンでのカメルーンビザ取得の際に学んだことはしっかり活かします。今日は一日長ズボンを履いて(はいて)行動です。まずはコンゴ共和国の大使館があるバストス(Bastos)というエリアまで歩いて行くことに。今日も市場は朝から大忙し!8時半過ぎでこの感じです。

SIMカード情報

さぁ、まずやってきたのは大使館の前にこちらの「Orange バストス支店」です。このOrangeは北、西アフリカを中心に展開するフランスの通信会社になります。アフリカ54ヶ国制覇の旅-第1章-では何度も見かけたオレンジとついにカメルーンの地で再会!

実は今日よりずっと前のカメルーンに入国した直後にオレンジを発見していました。最大都市のドゥアラ国際空港で入国審査を終えるとすぐの所にある簡易的(かんいてき)なこちらのブースではSIMカードを購入(こうにゅう)することができます。ちなみにドゥアラの空港は私が調べた限りでは無料Wi-Fiがとんでいなかったので、到着直後にとりあえずネットが使いたいという場合はこのオレンジの存在が非常にありがたいです。そして料金プランがものすごく安いカメルーン。なんと8000セーファーフラン(約1400円)で1週間毎日2GBが使えるものすごいお得なプランがあります。ということでこちらを利用していたのですが、昨日突然(とつぜん)ネットが使えなくなったので今日バストス支店にやってきたというわけです。丁寧(ていねい)に対応してもらい無事にネット復活!これで安心してビザが申請できます。

コンゴ共和国大使館

ということでコンゴ共和国大使館にやって来ました。ここで注意しなくてはいけないのが、このヤウンデにはコンゴ大使館が二つあるという点です。「コンゴ共和国」の大使館の他に、もう一つ非常によく似た名前の「コンゴ民主共和国」の大使館があります。ややこしやですが、間違え(まちがえ)てしまうと違う国に行ってしまうので確認が必要です!現地の方はこの二つの国名を区別するためにそれぞれの国の首都名をあとに続けて

  • コンゴ共和国=コンゴブラザビル
  • コンゴ民主共和国=コンゴキンシャサ

と呼んでいるケースがよくあります。なので今回はコンゴブラザビルの大使館にやってきました。

まずはビザの申請に必要なものを確認するために一回目の訪問です。入るとまず確認されたのが2020年2月時点で徐々(じょじょ)に世界中に広まりつつあるコロナウィルスについてのことでした。カメルーンに来る前にどこを経由してきたのか。日本をいつ出国したのかをパスポートの出入国スタンプで照らし合わせながらしっかりとチェックされました。アフリカでも対応が既(すで)に始まっています。問題ないと判断されると入館証を受け取り中に入ります。

コンゴ共和国ビザ取得に必要なもの

ではコンゴ共和国観光ビザ申請に必要なものをご紹介します。

  1. ビザ申請書 (大使館にてもらいます)
  1. 証明写真2枚
  2. ホテルの予約確認書
  3. パスポートのコピー
  4. イエローカードのコピー

書類関係は以上になります。この内コピー関係は全て受付の人が済ませてくれました。なので用意するのは最初の3つになります。証明写真はビザを現地で取得しながら旅をするバックパッカーの必需品(ひつじゅひん)なので、これは問題ありません。万が一!万が一無いという場合も大使館が集まるエリアには証明写真屋さんがあるのでそこで撮影(さつえい)することも可能です。そして申請書は書くだけなのでこれもすぐに終わります。

コピー屋さん

一番やっかいなのはホテルの予約確認書ですが、こちらも大使館のまわりにはコピー屋さんなるものがあるのでオッケー!こんな道路脇(わき)でそんなことができるの!?と疑いたくなりますが、ちゃんと電源を引いているのでバッチリです。ホテルを予約した際に送られてくるホテル名や宿泊日時がわかるものをお店のスタッフさんのメールアドレスに送ることで印刷をしてもらうことができます。ちなみに私はBooking.comで予約したホテル情報の言語をフランス語に変えて印刷をしました。こちらのお店では1ページ300セーファーフラン(約50円)でした。

ビザの申請代金と取得に必要日数

これで書類関係は全てが揃(そろ)いましたが、最後に一番大事なお金が必要です。そしてこのコンゴ共和国のビザで一番頭を悩ませるのが取得までの日数と料金の関係です。2パターンあります。

  • 通常申請

申請日から6営業日後に発行。土日を挟む(はさむ)のでつまり8日後。料金は50000セーファーフラン(約9100円)

  • 特急申請
  • 申請日から3営業日後に発行。料金は通常の倍の100000セーファーフラン!!
  • まずどちらにしても翌日には発行されないという時点でマジか〜となります。さぁどっちを選ぶかの究極の選択!かと思われますが、この結論はすぐに出ます。私は迷わず「特急申請」を選びます。通常申請の場合はここヤウンデでの”さらに5日分の宿代”も発生するので、実はこの二つを比べると旅行者にとって費用はほぼ同じといえます。ならば早いに越したことはありません!ということで銀行で100000セーファーフランを引き出していざ再びコンゴ共和国大使館へ。

    ビザの受付をしている担当の方はフランス語で全てを話します。先ほどの申請に必要なものの説明も全てフランス語だったので、私もなんとなくの意思疎通(いしそつう)をしながら確認をしました。特に発行までの日数を理解するのが難しかった。なので正直これで大丈夫か心配になりながら書類を提出。するとオッケーサインいただきました!やった〜!!特段難しいことを要求されたわけではないですが、言葉の壁(かべ)を二人で超えたぞ!という感じでお姉さんもニッコリ笑顔を見せてくれました。これであとは3日後を待つだけになったのですが、そのあと何か真剣な表情になって説明をするお姉さん。なんだ?なんか問題発生か??わからないので、同じくビザの申請に来ていたお兄さんが英語で通訳(つうやく)をしてくれました。

    「明日ビザを発行してくれるって!」

    …マジで!?本当ですか!?お姉さんはまたまたニッコリ!!そして立ち上がって時計の2を指で差します。2時ですね!明日の2時に来ればいいんですね!!よっしゃーーーー!!

    正直ここから3日間ヤウンデで何をしようかと迷っていたので一気に旅が動き出す予感がしました。コンゴ共和国のビザの取得もほぼ確定したのでこれでアフリカ24ヶ国目も決まりです!それと同時に訪れるカメルーンとの別れの時。

    昨日はオシャレなレストランで食事をしたのですが、やっぱりこの安くて美味しいローカルご飯が最高だよなと改めて感じました。この焼き鳥と野菜のサンドイッチが500セーファーフラン(約90円)というしあわせ!

    さらに何といってもやっぱ肉!カメルーンに来てからもうこの屋台のお肉を見かけるたびに食欲をそそられて、いったい何度食べたことか。肉のレベルも高いカメルーンです。

    ということで明日はビザを受け取っていよいよアフリカ24ヶ国目に向けて移動を開始します。情報も少ないので地元の人たちを頼りに手探りで進むドキドキの旅になること間違いなし!今日はしっかり休んで明日に備えたいと思います。ビザが明日もらえる!本当によかった〜!!

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