ナイジェリアを旅する③ ラゴスのオシャレカフェ情報&国内飛行機移動の注意点

2023年11月30日、天気晴れ時々くもり。

ナイジェリアを旅する

連日緊張感はあるものの、刺激的で楽しいナイジェリアの最大都市ラゴスで過ごした入国からの3日間。
ようやくこの街にも慣れてきたかなぁというタイミングで今日はいよいよ国内移動です。
ナイジェリアは今回の旅で訪れたトーゴベナンと比べると国土が遥かに大きく、その面積は日本の2倍以上あります。
また国内情勢も安定しているとは言えない状態なので、今回は安全をとって飛行機での移動を選択しました。
久しぶりの飛行機にウキウキしたいところですが、空港といえばそれすなわち警察の城でございまして。
ナイジェリアは警察が『絶対』の国!
やましいことなど何もしていないのに少なからず気持ちが重くなるのは賄賂を求められる可能性があるからです。
さて本日はどんな展開が待っているのか!?

ラゴス滞在でお世話になったのはCaesar’s Luxury Hotel
一泊8000円とお値段はしますが、治安が心配な街ではお金を出してでも安心できる宿を確保することが大切です。
Wi-Fiはまぁまぁの通信速度で、シャワーはお湯が出るまで5分ほどかかるなど気になる点はありますが、ラゴスではこの広々とした部屋で羽を伸ばせるだけで十分!
おかげで日中のココロの疲れがしっかり取れました。

ビクトリア島にあるので中心地へのアクセスがしやすいのも良い点です。
スタッフさんも親切すぎるほど手厚いサービスをしてくれます。
何度も部屋に電話がかかってくるのは少し困りましたがね。
ちなみに、滞在2日目にとんでもない爆音が夜中0時半までホテル全域に鳴り響いていたのですが、バースデーパーティーをしていたそうです。

カフェ情報@ラゴス

昨日の時点でフライト遅延の連絡が航空会社からメールで入り、ラゴス出発は3時間遅れて夕方6時半。
ホテルをチェックアウトをしてもまだ時間があるぞということで向かったのはカフェです。
大都市ラゴスですがカフェ情報はネットにほとんど載っていません。
なのでGoogle Mapsの口コミ数と写真を頼りに良さげなお店を探します。

そして本日やって来たカフェがこれまたとーってもステキなんです!
それでは、無いのなら作ってしまおうラゴスのカフェ情報まとめ。

①MILK AND HONEY

Googleストリートビューより

ビクトリア島のレッキ地区にあるカフェMILK AND HONEY
やはり大都市に来たからには一日のスタートはコーヒーでキメたいと思い最初の朝にやって来たカフェです。
それにしてもこのカフェが主要道路沿いにあってもまぁ目立たなくて。
お店のロゴが描かれた看板があるのでかろうじて発見できる感じです。

外見とは裏腹に中に入ると白を基調とした良い感じの店内。
飲み物だけではなくサイドメニューも充実しているしっかりしたカフェです。

注文したのはお姉さんオススメの手作りアップルパイとカプチーノ。
アフリカのラージサイズは想像以上にラージだったことをあとで思い出しましたが、美味しいので全く後悔はせず。
アップルパイもしっとり食感でほどよい甘さがカプチーノと良く合います。
初日からとっても幸せな朝を迎えることができたのでした。

ただ気になったのは外が全く見えないこと。
一見窓に見えるのは鏡で、あるのは換気のための格子窓のみという外部から閉ざされた構造になっています。
閉塞(へいそく)感は否めませんが、外から見えないようにすることでお客の安全を守る。
これがラゴスです。

②MAI SHAYI COFFEE

Googleストリートビューより

続いて紹介するのはビクトリア島の東のオフィス街にあるビルの中にあるお店です。
ビル自体は年季の入った感じで、ここに本当にカフェがあるのかと心配になりましたが、警備の方に挨拶をしてエレベーターに乗って2階へ。

するとそこに高級感漂うカフェがあるからまぁビックリ!
場違いな気もしましたが、せっかく来たのでコーヒーを一杯いただきます。

豆を挽くところから始める本格的なドリップコーヒー。
淹れるところもパフォーマンスとして解説を加えながら見せてもらうことができます。
豆の分量からお湯の温度、蒸らしの時間まで完璧に計算され尽くされた至高の一杯。
豊かな香りと酸味のある飲み口で非常に美味しいコーヒーに思わずウマイと声が出てしまいます。

西アフリカでここまで美味しいコーヒーが飲めるお店というのはそうそう無いはずです。
首都アブジャにも店舗があり、今後の展開も楽しみなナイジェリアを代表する高級カフェMAI SHAYI COFFEE
お値段は一杯およそ1800円でした。

③VESTER COFFEE

お高い一杯を飲んだら今度はローカルチェーン店へ。
ラゴスに3店舗ほどあるVESTER COFFEE。
外観がどことなくスタバに似ているように感じるのは気のせいですかね。

アフリカでドリップコーヒーが飲めるお店というのは本当に限られていて、こちらのお店でも扱っていませんでした。
こういう場合安定のカプチーノを注文するのが無難なのですが、先ほどの高級な一杯が忘れられず、似ているからということでお願いしたのはアメリカーノ。
エスプレッソにお湯を加えて薄めたもので、ドリップコーヒーの代わりに飲むことが多いです。
が、こちらのアメリカーノは薄かった〜。
色つけの白湯(さゆ)かと思うほどで、作り方を間違えたのではと疑ってしまうレベル。
しかも熱すぎてすぐに飲めず・・・
まぁ200円なので文句は言えません。

④Art Cafe

とまぁいつも良い出会いが待っているとは限らないアフリカカフェ巡り。
これはカフェに限った話ではなく、何事にも共通していえることですがね。
大事なのは行動したという事実。
薄いアメリカーノも喉元過ぎれば良き思い出です。
が、やっぱりラゴス滞在の締めはオシャレなカフェに行きた〜い!

ということで本日Google Mapsで「coffee」と検索して出てきた数多のカフェの中から探し出した運命のお店がこちらのArt Cafe
外観は一瞬心配になりますが、中に入ると店名の通りアートな世界観で埋め尽くされています。
そして扉を開くと・・・

「スゲーーーー!」

オシャレすぎる空間に興奮が止まりません。
自分が今ラゴスにいることを忘れそうになる程で。
あまりに穏やかでゆったりした時間が流れる店内。
ラゴスの喧騒(けんそう)から離れてのんびりするのにこれ以上ピッタリのカフェはありません。

肝心のコーヒーはフレンチプレスで淹れるフィルターコーヒー。
しっかり抽出された濃いめの一杯がいただけます。
ステキなアートに包まれながらコーヒーを飲むという贅沢。
店員さんも皆さんとってもフレンドリーで居心地も良すぎるArt Cafeです。

時間を潰すには本当に最高の場所を見つけてしまい。
このあとの空港での面倒ごとを考えるとこのままココにずっといるのもありだなぁ〜なんて思ってしまうわけですが、そうは言っていられません。
ラゴスに別れを告げて、次の目的地であるこの国の首都を目指します。

国内飛行機移動

ナイジェリアでは配車アプリさえあれば基本いつでも車を捕まえることができるので、移動手段の確保の心配が一切いらないのはありがたいことです。
Art Cafeのあるビクトリア島から本土の空港までは30kmほど。
Uberで車を呼べばすぐに行けます。

ポイント❶ 時間に余裕を持って空港へ

ただ、ここで注意が必要なのがラゴス名物の渋滞です。
夕方の時間帯には通勤ラッシュとぶつかりこの30kmを進むのになんと3時間以上かかることもあるそうで。
万が一にも遅れるようなことがあるとマズイので、今回は念の為に5時間前に出発しました。
道路自体は非常に整っていますが、この街の人々が一気に動くとそりゃ渋滞は致し方ないのだなという感じです。

Googleストリートビューより

大きな渋滞に捕まることなく進んだUberタクシー。
出発時刻の4時間前に空港に着くことができたのでだいぶ心に余裕ができました。
ラゴスの空港は国際線と国内線のターミナルが互いにかなり離れたところに位置しているので、運転手に目的の空港をしっかり伝えて下さい。
私がやって来たのは国内線ターミナル。
駅前デパートのような感じでこじんまりとしている空港ですが、やはり周辺には警察車両が数台停まっていて、迷彩服を着た人々がアチコチにいます。
こうなってくると空港の様子を写真に収めるのは控(ひか)えた方がいいので、そそくさと中へ。
空港内へ入る際は特にチェックはありませんでした。

ポイント❷ 国内線ターミナルは賄賂の心配無し

さぁいよいよここからが勝負だ!!
とドキドキしていたのですが、結論、心配していたようなことは何一つ起こりませんでした。
チェックインではあっという間にチケットを発券していただき、何を要求されるでもない荷物検査を通過して搭乗ロビーに到着。
もちろん嬉しいことなんですがあまりにスムーズ過ぎてビックリです。

ちなみに国内線はこのように何事も無く済みましたが、ラゴスの国際線ターミナルでは次から次へと続く賄賂の要求が待っているとのこと。
主に地元の人が利用する国内線は警察もそこまで躍起(やっき)になっていないようです。
が、空港内にも警察の方はいるにはいますのであまり目立つような行動は避けた方が◎

ポイント❸ 国内移動は航空会社Ibom Airがオススメ

さらに今回利用するのはナイジェリア国内を運航する航空会社の中でも非常に評判が良いIbom Air!
確かに親切な対応が好印象で、安心して利用できる航空会社です。
ただ、時間だけはどうしてもうまくいかないのはアフリカあるある。
予定時刻の夕方6時半になっても全く搭乗が始まる気配はありません。
いつの間にか日も沈んですっかり辺りも暗くなった夜7時にようやく飛行機へと乗り込むも、今度は何かトラブルがあったのなんのでずっと機体が動かないんです。
まぁ待っていて飛ぶなら良いんですが、機内が寒すぎるのが辛くて・・・
結局飛行機が出発したのは夜8時半でした。

フライト自体はわずか1時間で目的地であるナイジェリアの首都アブジャに到着。
もう真っ暗なのでUberで車を呼んで急いでホテルへと向かいました。
その道中で既に感じた最大都市ラゴスとの違い。
これはまた全然異なる街に来たぞと!
早くもナイジェリアの旅は後半戦へ突入します。
果たして首都はどんな感じなのか!?
今夜はホテルでゆっくり休んで、明日に備えたいと思います。

DAY387へ続く

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です