アフリカ54ヶ国制覇の旅-第4章- 〜アフリカ20ヶ国目「ガボン」入国!? -注意が必要なガボンビザの話-〜

2020年2月1日、天気晴れ。(※2024年5月更新)

アフリカ54ヶ国制覇の旅-第4章-

読者の皆さま、お久しぶりです。
年が明けて2020年になってから早くも1ヶ月が過ぎて迎えた本日2月1日。
いよいよ今日からまたアフリカ54ヶ国完全制覇の旅が再開します!
といっても飛行機が羽田空港を離陸したのは23時55分。
実質ほぼ2月2日から今回の旅は始まったということで改めて仕切り直しをさせていただきます。


2020年2月2日、天気晴れ。

アフリカ20ヶ国目「ガボン」へ

アフリカ旅第4章スタートです!
さぁ、時差の関係で1日が32時間と長い本日はここから飛行機を3便乗り継いで記念すべきアフリカ20ヶ国目となる国を目指します。

日本出国

相変わらず日本の出国手続きはあっという間に終わり

「旅が始まるぞ!」

感がいまいち湧(わ)かないのが残念。
まぁこれはもう私がアフリカに行くことに慣れてきてしまったせいなので仕方がないのかなぁと思います。
が、今日はチェックインの際に問題が発生。
なんと飛行機に3回乗るのでチケットも当然3枚必要なのですが、最後の1枚が発券できないとのこと。
そして原因は今のところ不明!
羽田空港ではどうすることもできないということで、乗り継ぎ先の空港で再度発券手続きをするしかないとのことでした。
・・・こういう状況(じょうきょう)では不安になるのが一般的なのかもしれません。
が、しかし!

「さぁ一体この先どうなるのか!?」

いつもと違うシチュエーションにワクワクしてしまう自分がいます。
もちろん心配は当然しますが、きっとなんとかなる!
前向き精神は旅を楽しむ上でとても重要です。

羽田→ドーハ(カタール)

一抹の不安を残しながら飛行機に乗っていざ出発。
2020年のアフリカ旅は日本の夜景で幕を開けました。

今回お世話になるのはカタール航空。
ヨーロッパ方面への旅行でもよく利用される有名どころの航空会社ですが、私は利用するのがこれが初めてでした。
なのでまず機内に入ってビックリ!

「なんじゃこの色は!?」

独特の世界観が広がる機内でした。

最初のルートが今回の移動で最長の飛行時間でした。
ほぼ深夜0時に羽田を出発してからおよそ11時間。
日が上ってくる東とは逆に西へとガーッと進んでいくので窓の外は終始真っ暗です。
なので景色は楽しめないので、こういう時は充実の映画サービスを楽しむのが良し。
ちなみに機内でWi-Fiが1時間無料で使えちゃうんです。
すごい時代になったもんだなと。
そしてドーハに着いたのは朝6時頃。
ようやく辺りが少し明るくなり、1日の始まりを感じるのでした。

ドーハでの乗り継ぎはこれが初めて!
ということで、本来ならこの巨大な空港内部をゆっくりと楽しみたいところですが、なんと今回私に与えられたトランジット(乗り継ぎ)の時間はわずか30分!!
もし羽田からの飛行機の到着(とうちゃく)が少しでも遅れたらアウトという危険なパターンでした。
まぁ結果なんとかなったのですが、安心で確実な旅をする場合は時間に余裕(よゆう)のある乗り継ぎ便を予約しましょう。
私が言うのもなんですがね。

謎(なぞ)の巨大なモニュメントのことが気になりながら飛行機移動2本目です!

ドーハ→カサブランカ(モロッコ)

慌(あわ)ただしい出国だったため空港は全く楽しめませんでしたが、離陸直後には窓の外にドーハの街並みが広がりました。
たくさんの高層ビルがスーッと地面から生えているかのような不思議な光景に感動!
まるでゲームの街やミニチュアのように感じられるのが面白おかしかったです。

カタール航空は機内食がかなり美味しくて。
軽食でさえなかなかのクオリティーです。
こちらのパイがまぁ最高!
ちなみに名前は「チキンサンドイッチ」だそうです。
名前に囚(とら)われてはいけませんね。

朝7時過ぎに出発しておよそ7時間半のフライトのこの区間。
着陸1時間前ぐらいになると窓の外にはモロッコの大自然が一面に広がります。
モロッコというと砂漠(さばく)のイメージが強いですが、実は山や緑がたーくさんある国でもあるんです。
上空から眺(なが)めるモロッコの景色に懐かしい旅の思い出がよみがえりました。

そして現地時間午後1時に到着したのはモロッコの最大都市カサブランカの空港です。
一度訪れたことがある空港に来るとなんだか自分が成長して戻(もど)ってこれたような気がするので嬉しくなります。
モロッコはビザが不要な国なので入国は断念。
サッとカサブランカの街まで行ってあのフィッシュマーケットのカキ屋の名物ママに会いに行きたいなぁ~とも思ったのですが。
モロッコはまたいつか旅をしたい国の一つなので、今回は空港で次の飛行機までの時間を過ごすことにしました。

さぁ、実は結構(けっこう)気になっていた羽田空港でもらえなかった搭乗(とうじょう)チケットはというと・・・!
到着してすぐのところにある航空会社のカウンターであまりにもあっさりと発券していただきました。

「よかった〜!」

これで行けます、アフリカ20ヶ国目!!
モロッコということでカウンターのお姉さんには

「シュクラン」
(アラビア語で「ありがとう」)

空港のスタッフさんたちが非常に親切丁寧なのはモロッコならではだよなぁと2度目の利用だからこそわかる空港あるあるを感じるのでした。

空港にスターバックスがあるのもモロッコならではです。

ということでモロッコの思い出に浸(ひた)っていると乗り継ぎの4時間はあっという間に過ぎていきました。
いよいよ次が最後の飛行機です。

カサブランカ→リーブルビル(ガボン)

夕方5時過ぎに飛行機は離陸。
アフリカ大陸内移動になると機内での映画サービスは無くなるのでもう寝(ね)るだけです。
大陸内といってもこの区間は約7時間のフライトになるのでこれまたなかなか長いのですが、これまでずっと映画を見続けてきた疲(つか)れのおかげで熟睡(じゅくすい)することができました。


2020年2月3日、天気くもりのち晴れ。

ガボン入国

ということで、日付が変わった深夜0時半。
ついにアフリカ20ヶ国目の国

「ガボン」

に到着しました!!
飛行機から出た瞬間(しゅんかん)のムワッとくる暑さに一気に旅が始まる感覚を覚えたのも束(つか)の間。
乗ってきた飛行機の写真を記念に撮ろうとしていると

「おい!飛行機は撮っちゃダメだ!データを消すんだ!!」

マジですか!?
街中で写真を撮ってはダメ!という注意はこれまでも旅する中でたまに受けてきましたが、飛行機がダメというのは初でした。
そして入国ゲートに入るとすぐに

「イエローカードを出してください」

マスクをつけた厳しそうな方による黄熱病の予防接種のチェックが空港の建物内に入ったすぐのところで行われました。
こんなに素早く提示を求められるのもこれまた初めてのパターン。
当然イエローカードは持っていたのでここは難なくパス。
しかし、最大の難関が次でした。

ガボンは入国にビザが必要な国になります。
事前に日本にあるガボン大使館や、E-VISAと呼ばれるネット申請で取得することも可能ですが、私はあえてのアライバルビザ(空港到着時に取得する方法)!
ちなみにアライバルビザが取得できない国もあるのでそこは事前にしっかり確認をしてください。
ガボンは取得可能(※)ということでいざVISAカウンターに行くと・・・!!
アライバルビザのカウンターの前には大勢の方が列を作って並んでいまして。
さらに一人ひとりチェックが厳し目なのでかなり時間がかかるなぁと思いながらもとにかく待ちます。
そして1時間ほど待ってようやく私の番になりました。
こんなになかなか鋭(するど)くイロイロ質問をされたのもアフリカ旅が始まって以来初のことかもしれません。

「帰国の飛行機予約が3月末なので、そこまでどんな旅をするのか?」
「ガボンの滞在が1泊分のホテル予約しか取っていないが、次はどうするのか?」

決して不法入国をしにきたわけではないのですが、なんだか悪いことをしにきた気分になるから不思議です。
ドキドキ。
さらにガボンは公用語がフランス語。
空港警察の方も英語は片言で少ししゃべれるくらいということでコミュニケーションが難しく、真意が上手く伝わらないもどかしさを感じました。

が、それでも決して私を困らせようという感じではない空港警察の方々。
真剣に私のことを判断している様子でした。
そしてこんな時にやっぱり頼りになるのが翻訳(ほんやく)アプリ!
ようやく互いに意思疎通(そつう)ができるようになってくると

「今夜、空港で朝が来るのを待つのはなぜだ?」

なんて質問もされまして、ここは嘘(うそ)をついてはいけないと思い、正直にお金をあまり使いたくないからだと伝えると

「空港内のスペースがあるからそこで朝まで待つように!VISAは明日の朝発行する!」

とのことでした。
これはもうメルシー(フランス語で「ありがとう」)!
そのあと連れてきてもらったのは空港警察の方の宿直室のような部屋で、私以外にも朝を待つ方々がいました。

「7時半に迎えに来るから待ってるんだ」

こうして未だ入国はしてませんが、ガボン到着2時間後にようやく横になることができたのでした。
何はともあれ明日にはビザがゲットできそうなのでよかったです。

アフリカ54ヶ国制覇の旅-第4章-はいきなりドキドキな展開からスタートしました!!


【重要】ガボンのビザについて

2020年時点ではアライバルビザで入国できたガボンですが、2024年5月現在は運用をストップしています。
そのため、ガボンへ渡航する際は事前にオンラインサイトからe-VISAを申請して下さい。
・・・ただ、なんとこのe-VISAのシステムがいまいちうまく機能していないそうで。
ちなみに2023年2月には日本を含めた主要20ヶ国に対してビザを免除したガボン。
突然の発表に当然私も喜んだのですが、それも束の間。
同年10月にこの措置は無効となり、ビザ取得が必須となりました。
というようにガボンのビザはコロコロ変わるので、必ずご自身で最新情報をゲットして下さい!
最後に2024年5月にガボンビザを取得したMamoさんのXのポストをご紹介します。

DAY142へ続く

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