アフリカ54ヶ国制覇の旅-第9章- 〜水際対策終了!アフターコロナの日本出国〜

2023年5月23日、天気雨。

アフリカ54ヶ国制覇の旅-第9章-

3月下旬並みの寒さというあいにくの天気で迎えた本日。
しっかりとした雨が降っているので傘を差して歩くわけですが、背中には大きなバックパックを背負っています。
寒かろうが、雨が降っていようが関係なし!
旅が始まる前の昂(たか)ぶる高揚感を抑えられることはできません。
ということで9度目となるアフリカ旅

【アフリカ54ヶ国制覇の旅-第9章-】

が始まります!

日本帰国時の水際対策終了

成田空港へと向かう電車の車内にはこれまで3年間見ることのなかったマスクをしてない人の姿が。
(私もノーマスクです)
2023年5月8日、政府により新型コロナの感染症法上の位置付けが、5類に移行したことによってコロナの時代がついに終わりを迎えました。
もちろんコロナがなくなったわけではなく、完全な終息ではありませんが、それでもこの取り決めが大きな節目となったのは事実です。
何より一番の変化は

「マスクを着用しないといけない!」

という社会の見えないルールが緩和されたこと。
マスクによる弊害(へいがい)は非常に大きいと感じていたので、本当に良かったなと心から思います。

そして一時は絶望的に感じた海外旅行。
2020年3月に日本に帰国した際は、もう当分アフリカに行けないことを覚悟しました。
10年後、いやもっと先になるかもしれない。
世界各国が次々とロックダウンをするニュースをチェックしては、お先真っ暗状態になっていたなと。
それがようやく笑い話として思い出せる世界線になったわけです。
本当に、良かった。

5類になったことで日本の水際対策も見直され、ついに帰国時のワクチン接種証明の登録も不要に!
これによって海外旅行の出入国に関する手続きは完全にコロナ前に戻りました。
そのため空港に着くと人がたーくさん。
特に目立つのは外国人旅行者のみなさんです。
長い間見ることのなかった混み合う空港の様子に自然の笑みがこぼれます。
閉まっていた飲食店なども営業を再開。
大好きな空港が帰ってきました。
ちなみに空港もマスクの着用義務はありません!

人が戻ってきた分チェックインカウンターには長蛇の列ができるわけですが、それはもう仕方のないことです。
自分の番まで40分ほどかかりましたが、PCR検査などのコロナ関係の書類の提出は一切ないので手続き自体はあっという間に終了。
チェックインできるか直前まで少なからずの不安を抱いていたあの頃からすれば待ち時間なんて大したことありません。
本当にアフターコロナのステージが始まったんだなと強く実感した出国手続きでした。

複数都市航空券

ということで無事に日本出国を終えていよいよアフリカに向かいます。
が、今回はここからが長いんです。
アフリカ54ヶ国制覇の旅も未踏の国は残り15となりまして。
こうなってくると難しいのが『ルート決め』です。
まぁどこからでも行けるには行けるわけですが、ただでさえ高いアフリカ行きの航空券。
あまり人が行かないようなマニアックな国になってくるとさらにお値段は上がります。

そんな中、日程や渡航の順番を変えてイロイロ試しながら航空券検索サイト『スカイスキャナー』で複数都市航空券(いろんな都市を巡ることができる周遊チケット)を探し、ようやく見つけ出したのが今回のルートです。
とにかく安さ重視なので日本からアフリカに着くまでが長く・・・
記念すべきアフリカ40ヶ国目に到着するのはなんと52時間後!
正直まだ全く実感が湧いてませんが、これまでの旅で最長の大移動が始まります。

荷物の積み込みの関係で1時間遅れで飛行機は出発しました。
日本の夜景に別れを告げてまず最初に向かうのは自身初となるフィリピン。
これも少しでも値段を安くするための迂回(うかい)ルートです。
そして今回お世話になるcebu pacific航空がLCC(格安航空会社)だということを搭乗してすぐに知りまして。

「機内食がない〜」

楽しみにしていたものがないというのは結構ショックが大きいです。
まぁ仕方ないので、寝ます!


2023年5月24日、天気晴れ。

日付が変わって午前1時過ぎ。
約5時間のフライトで飛行機はフィリピンの首都マニラに到着しました。
久しぶりに経験する初めての空港のドキドキ感。
深夜の乗り継ぎなので航空会社のカウンターには誰もおらず、これはココで朝が来るまで待つコースか〜と思っていると、連絡を受けてすぐに駆けつけてくれた航空会社のスタッフさん。
すぐに次の飛行機のチケットを発券してくれたので無事に搭乗ロビーに入ることができました。
迅速(じんそく)な対応に感謝です。

中に入ったら今夜の寝床を探すわけですが、すぐに肘掛けのないベンチを発見。
空港あるあるの冷房が効き過ぎてる問題も全くなく、どうぞココでゆっくり寝てくださいと言わんばかりのフィリピンのニノイ・アキノ国際空港のウェルカム具合に感動!
空港内で寝る場合も荷物への警戒は常にしているのでちょくちょく目は醒(さ)ましますが、十分すぎるぐらい気持ちよく眠らせていただきまして。

格安航空会社「cebu pacific航空」

太陽が昇り移動2日目がスタート!
10時発の飛行機で向かうのはドバイです。
マニラからは9時間かかるので、実質今日はドバイに行くための一日になります。
2本目に利用するのもまたまたcebu pacific航空。
ジャンボジェットのサイズになってもLCCであることには変わりなく、機内サービスは全て有料になります。
(水やブランケットの貸し出しも)
さすがに9時間のフライトで飲まず食わずは厳しすぎるので買い出し完了。
cebu pacific航空は飲食物の機内持ち込みが認められているので助かります。

それにしてもドバイに行くすごい人の数にビックリ。
ほぼ満席状態で残念ながら席は窓側ではありませんが、偶然にも隣がいないはラッキー!
またもや1時間遅れで飛行機はマニラを出発しました。

〜9時間後〜

ブログだとあっさり時間が飛びますが実際は・・・

「長かった〜」

9時間級のフライトはこれまでにも何度も経験していまして、特段長いと感じたことはなかったのですが、初めてです。
長かった!!
LCCで経験する9時間というのはこんなにも長いのかと。
逆に言えば、普段何気なく受けている航空会社の機内サービスが私たちの空の旅をどれほど快適にしてくれているかを身をもって感じたところです。
いやー、本当にキツかった。

さらに追い打ちをかけてきたのが機内に漂う有料のカップラーメンの匂い!
もうこうなったら食べてしまおうかとも思いましたが、機内食にお金を払うくらいなら最初から成田→ドバイの飛行機にすればよかったじゃん!
という葛藤(かっとう)がありまして結局我慢。
そんな長い長い9時間の格闘を経てようやくドバイに到着したのでした。
LCCでの長時間移動はかなりの苦行です。

だいぶストレスも溜まっていたようで、外に出て吸う空気がまぁ美味しいこと。
何はともあれドバイまで来ました。
そしてここで丁度日本を出発して24時間が経過。
・・・まだ24時間以上残ってるのかぁと軽く気持ちがやられそうになりますが、ここで救世主の登場です。
次の飛行機は

天下のエミレーツ航空でございます!!

「やったーーーー!!」

ここドバイでの乗り継ぎは16時間なのでこれもなかなか厳しいわけですが、このあとにエミレーツが待っていると思えば頑張れます。

ということで2日連続で今夜も空港泊。
今回のアフリカはなかなかに遠いわけですが、その分だけ楽しみ度合いも増すというものです。
待ってろ、アフリカ〜!!

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