ブルキナファソを旅する④ 首都から第2の都市「ボボデュラッソ」へ 〜高速バスTCVと旅人メンタルコントロールの話〜

2021年7月6日、天気晴れ。

ブルキナファソの歩き方

目が覚めると窓の外には太陽の日差しが。昨日の雨から一転して、晴れた~!!天候は気分を大きく左右するもの。さらに昨夜は良いホテルに泊まってたっぷり眠ったおかげで元気になりました。新しい朝が来たぞ~!!

これで朝食を食べればもう完全復活間違いなしということでホテルのフロントで朝食が食べられる場所を聞きます。ちなみにちょっと良いホテルなのでなんと英語が話せるスタッフさんたち。ついつい会話もはずみます。なのでスタッフさんに本日これから向かいたい目的地を伝えました。するとバスのチケットを予約した方がいい!とのこと。なんなら今すぐにでもというので、朝食の前にバス乗り場まで行くことにしました。

高速バス「TCV」

ブルキナファソの長距離国内移動の主要な交通手段は大型バス!懐かしいコンゴ共和国を思い出させるようなバス乗り場がワガドゥーグーの街中にも存在します。いくつかあるバス会社の中で、今回は人気の高いTCV(Transport Confort Voyageurs)を選びました。

向かうのはブルキナファソの観光地「ボボデュラッソ」。ワガドゥーグーから向かうバスは1日に数本出ています。ちょうど10時に出発するバスがあるとのことでそちらを予約!お値段は6500CFAフラン。立派なチケットも発行してもらえてもうこれで安心です。

そのあと一度ホテルに戻ってゆっくりと朝食を食べて、コーヒーをいただいたらチェックアウト。外にはキレイなプールもあり、レストランの食事もかなり美味しいPalm Beach Hotelでした。

ということで出発の1時間前にやってきたTCVのバス乗り場。しばらくすると立派なバスが車庫に入ってきました。バスと言ってもピンからキリまであるアフリカ。これは期待ができそうだなと思いながら荷物を預けて乗車をしようとするとその前にはなんと荷物検査が!しっかりした管理体制にも好感が持てます。ブルキナファソは治安の心配がある国だからこその取り組みかもしれません。

そして乗客と大量の荷物を積んだバスはほぼ定刻の10時に出発。車内はクーラーがほどよく効いているのが◎。ただ蚊が飛んでいるのでアフリカ旅の必需品である虫除けスプレーをすればこれで全てカンペキ。いよいよブルキナファソ国内移動スタートです!!

メンタルコントロールの仕方

さぁ、窓の外のブルキナファソの景色を眺めながら快適なバスの旅を楽しむ本日は私のメンタルコントロールの方法をお話したいと思います。財布をなくす&ビザが取得できずに旅の計画が崩れるというダブルパンチを受けた昨日。ブログを読み返すとやはり精神的にきつかったことがよくわかります。そりゃ当然だなと思うわけですが、1日経った現在はもうリセット完了!もちろん忘れたわけではありません。が、既(すで)に自分の中でこの出来事は旅の経験値へと昇華されています。

気持ちを切り替えて!というアドバイスを聞くことがありますが、これはそう簡単にできることではありません。気持ちのスイッチはオンオフだけではないのが人間の面白いところ。ただ沈みきった気持ちのままでいると負のスパイラルにハマっていきます。なのでオンかオフではなく一回リセットすることが大事だというのが持論です。そしてこういう時に自分のメンタルをコントロールする方法をいくつ持っているかが大事だなと!

イメージするならばココロの上皿天秤に乗せる分銅(ふんどう)。大小様々な種類持っておくと小さな不均衡(ふきんこう)にもサッと対応できるようになります。なんだかんだでストレスがきっとあるであろうアフリカ旅中、私は自然とこのメンタルコントロールをしているのだと思います(ストレスを感じている自覚は全くありませんが)。ちなみに私の場合は

  • 安心できる場所に泊まる(良いホテルなど)
  • コーヒーを飲む(カフェがあったらなおよし)
  • 美味しいものを食べる(肉)
  • ネット(Wi-Fi)が使える環境を確保する
  • ビールを飲む
  • ワクワクすることを考える

こんな感じです。旅だけでなく人生においても大事なメンタルコントロールのスキル。

そして私が常に意識していること。それは自分の身に起きることは全て”必然”で”必要”で”ベスト”であるということです。

全ては必然で必要でベストなこと

ガーナビザを取ろうと張り切っていたから朝早くに行動して、雨が降っていたからタクシーに乗りました。ガーナビザを取ろうと思わなければ、少しでも時間が違ったら、雨が降っていなかったらなくなっていなかったかもしれない財布。全てが重なって起きた出来事。つまり逆に考えるとこの出来事は必然的に起きたこと。だからこそこれは必要な経験だったととらえることができます。そしてこれが今の自分にとってベストなことだった。今このタイミングでこの経験をして教訓を得たことで、今後起きたかもしれない大惨事(だいさんじ)を避けることになったのかもしれません。そう考えると、どんな出来事も全て”必然”で”必要”“ベスト”なことになります。

ベスト!?なわけないでしょ!!?と私自身も最初は疑います。ガーナビザが取得できなかったことは正直かなり引きづりました。が、最後にたどり着いたのはこれもまた今の自分にとってのベストなんだという結論です。今ガーナに行くべきではないということなのかもしれない。また、実はこの出来事がきっかけで動き出した人との縁があります。全てのことには意味がある。人生というのは本当に面白いものです。

何より今一番大切なことはアフリカ29ヶ国目のブルキナファソで過ごす時間を大切にすること!そのためにはいつまでも起きたことを引きずってはいられません。意識はもうブルキナファソを楽しむことだけに一点集中です!

ワガドゥーグーから西へ向かうバスは道路コンディションが良いのでドンドン進んでいきます。一度も休憩を取らずに360kmの道のりを走り続けるのはビックリでした。

ボボデュラッソ到着

出発してから6時間。やってきたのはブルキナファソ第2の都市ボボデュラッソです!それにしてもこのバスの下に入っている荷物の量がものすごいことになっています。預けていたバックパックを探すのも一苦労。ですがちゃんと管理してくれているので安心です。さぁ、もう我慢(がまん)できないぞということで

バス乗り場前で良い匂いで焼かれていたヤギ串を!お昼休憩も無かったのでおなかもペコペコです。これが一本20円で食べられる西アフリカのしあわせ。たまりません!!

もう時刻は夕方4時ということで今日は宿に向かうだけなのですが、その道の途中で早速チョコンと見えたこの街のシンボル。あれが噂(うわさ)の…!!観光は明日までとっておくことにするのでここは先に進みます。が、あまりにも街の中心にあることに驚きました。

細い路地を行き交う人とバイクの織りなす活気。そして熱帯エリアに入ったことを感じさせる豊かな緑!たしかに地図で見るとワガドゥーグーより少し南に位置するボボデュラッソ。違う街にやって来たことを全身で感じ、また見たことのないアフリカが待っている予感に興奮が止まりません。明日はこのボボデュラッソの街を歩き回ります!!

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