2020年3月7日、天気くもり。(※2023年4月更新)
目次
コンゴ民主共和国を旅する
昨日コンゴ川を越えてやって来たアフリカ25ヶ国目
「コンゴ民主共和国」
昨日までいたコンゴ共和国と非常に似た名前のこの国ですが、果たしてどんな国なのか?
まずは概要(がいよう)から確認です。
コンゴ民主共和国
コンゴ民主共和国は、中部アフリカに位置する共和制国家。
北西にコンゴ共和国、南西にアンゴラ、南にザンビア、東にタンザニア、ブルンジ、ルワンダ、北東にウガンダ、南スーダン、北に中央アフリカ共和国と国境を接し、西は大西洋に面する。
首都はキンシャサである。
アフリカ大陸中央部のコンゴ川流域に広がり、アルジェリアに続いてアフリカ大陸で第2位の面積を擁し、世界全体でも第11位の面積を擁する。
1997年に国名をザイールから改称した。
【Wikipediaより】
この国の歴史は少し見ただけでもかなり複雑なことがわかります。
国王の私有地であったり、ベルギーの植民地であったり。
長い紛争(ふんそう)があり、エボラ出血熱も流行し。
民主化はしたものの未だ多くの課題を抱(かか)える国であるコンゴ民主共和国。
今日はそのコンゴ民主共和国の首都
「キンシャサ」
を歩いて回ります。
①キンシャサ
キンシャサは、コンゴ民主共和国の首都。
人口約1,013万人を抱えるアフリカ最大の都市であり、2014年のシンクタンクの世界都市ランキングでは世界第83位の都市と評価された。
アフリカの都市としてはカイロ、ヨハネスブルグ、ナイロビ、ラゴス、ケープタウン、カサブランカ、アディスアベバ、チュニスに次ぐ第9位であった。
【Wikipediaより】
とにかく国の面積も大きければ、その首都はアフリカの中でもトップレベルの人口を有する巨大都市キンシャサ。
さぁこうなってくるともう早く街が見てみたいぞ〜!!
となるわけですが、ここでもう一つWikipediaの文章を引用したいと思います。
「アフリカで最も危険」と呼ばれる都市
内戦の続く国内各地から避難民がキンシャサへと流入した結果、治安や衛生状況が極度に悪化。
2004年には、キンシャサはヨハネスブルグやナイロビと並び、アフリカでもっとも危険な都市と評されるようになった。
【Wikipediaより】
人口の集中する超巨大都市というのは同時に危険な街でもあるわけです。
南アフリカの最大都市ヨハネスブルグに
『絶対にココには歩いて入ってはいけない!』
というエリアがあったように、このキンシャサも事前にいろいろ調べると
「歩くな!危険!!」
といった情報が出てきました。
ですが
『アフリカで最も危険な都市』
と呼ばれたのは2004年のこと。
もう19年前です。それでも未だに私も含めて
「コンゴ民主共和国」
と聞くと怖い(こわい)というイメージをもってしまうのは、情報の少なさが原因だと思います。
ホテルのマネージャーさんに周囲の治安について聞くと
「街を歩くのが危険かって?問題ないよ!」
と笑顔で言われてしまいました。
こんな質問をすること自体が失礼だよなぁとあとになって反省。
ということで、今日は自分の足で動いて、自分の目でこのキンシャサという街をしっかりと見ることに!
安全な街の歩き方
しかし、やはり依然(いぜん)としてここが危険度が高い街であることは事実です。
そこで普段(ふだん)から警戒(けいかい)スイッチはオートで入れている私ですが、本日キンシャサを歩く上で実際にどのようなことを実践(じっせん)したり意識したりしたかを書いておきます。
【服装・持ち物】
- 履(は)くのは長ズボン。
ポケットはチャックがついていると◎ - サンダルは×
靴(くつ)をはくこと。 - パーカーなどの上着を腰(こし)に巻くとなお良し。
相手にスリをする気をなくせさせることが大事。 - リュックには南京錠(なんきんじょう)を。
【行動・心構え】
- 十分に警戒心を持つ。
これでもかというほどにまわりに注意をする。 - その上で胸を張って堂々(どうどう)と歩く。
オドオドしない。 - 地元の人が言ったことは守る。
「おじゃまします!」
「旅をさせていただきます!」
という気持ちで。 - スマホやサイフはサッと出してサッとしまう。
確実にしまったことを三度確認する。 - 人の多い所には気をつけるが、基本的に人の多い所を歩く。
人気(ひとけ)の少ない所は歩かない。
とにかく
「十分に注意すること」
が大切です。
『安全第一!』
もし危険な目にあってしまうと、自分自身も傷つきますし、その国の印象も真っ黒に塗(ぬ)りつぶされてしまいます。
安全に楽しく旅をする。
そのための警戒はしっかりと行いましょう。
その上で、思いっきりその街のヒトモノコトを感じる。
これが私の旅の仕方です。
では、キンシャサの街の紹介です。
先に言っておきます。
本日この街を歩いていて危険な目にあったり、怖い思いを感じたりすることは一度もありませんでした。
キンシャサ プラザモール(KIN PLAZA MALL)
いきなりとっても立派なショッピングモールが登場です。
外観もキレイですが、中にもオシャレなお店がたくさん!
良さげなカフェもあり、非常に賑(にぎ)わっているからまぁビックリ!
Wi-Fiもとんでいるのでここで1日のんびりすることも十分に可能です。
私のキンシャサのイメージを一気に覆(くつがえ)すショッピングモールでした。
I ♡ KIN
片側5車線ほどある街の主要通り沿いには高い建物がバンバン建つキンシャサ。
先ほどのショッピングモールもそうでしたが、ちょっとオシャレなクセのあるデザインが面白いなぁと感じるところです。
そしてここにもまたモールを発見。
ハート型のモニュメントがまず目に入りますが、その奥にあったのが
出ました!
知る人ぞ知るであろうキンシャサの写真撮影(さつえい)スポット。
ただコレがあるのが駐車場の前ということで、まわりには警備(けいび)の方たちが。
なので念のために写真撮影の許可を取ると、即答でOKをいただきました。
念には念をです。
それにしても、なーんでカーブさせたかなぁ〜。
ちなみに旅をする中で
「自分だけの写真スポット」
を探すのは楽しみの一つです。
街を上から見下ろせそうな場所は・・・あった!!
ビルの5階に入っていたドレスコードのありそうな高級レストラン。
さすがによれよれのTシャツに短パンの私は入店を拒否(きょひ)されてしまいましたが、エレベーターから景色を眺めることができました。
キンシャサの隠れ写真スポット。
SIMカード
先ほどのカフェや今回泊まっているホテルでもWi-Fiが当たり前にとんでいるキンシャサ。
通信速度もかなり良いので非常にありがたいわけですが、やはりSIMカードはゲットしておきたい。
ということでやって来たのはおなじみのOrangeです。
コンゴ民主共和国はベルギーの植民地でしたが、通信会社はフランス系なんだなぁと。
パスポート
(※コピー不可!でしたが、特別にコピーでOKにしてくれました)
を渡してお金を払うとすぐに発行してくれます。
2GBの1週間パッケージで10USドル(約1080円)でした。
通貨「コンゴフラン」
そしてここでコンゴ民主共和国の通貨を紹介します。
今回のアフリカ54ヶ国制覇の旅-第4章-でこれまで訪れた国では、サントメ・プリンシペ以外全て
「セーファーフラン」
という中部アフリカ地域共通の通貨が流通していました。
が、なんとこのコンゴ民主共和国はセーファーフランが使えないんです。
昨日この国に入国すると両替を提案してくる方がたくさんいて
「これはダマされているのでは!?」
と疑ってしまったのですが、両替が本当に必要なことだったので驚きました。
この国の通貨は
「コンゴフラン」
になります。
アフリカ大陸のほぼド真ん中の中部アフリカに位置するこの国でセーファーフランが使えないとはビックリ!
そしてこのコンゴフランがまぁ使いづらいんです。
この束(たば)でなんと10万コンゴフランもあるのですが、これで約6300円。
「多すぎ~!!」
USドルも使用可なので、渡航の際には準備をしておくのがベストです。
中央市場(Marché central)
最後に紹介するのはコチラ。
キンシャサにある
「中部アフリカ最大のマーケット」
である中央市場です。
まぁ〜ココは警戒レベルをマックスにしないといけないのですが
そんなこと言ったってしょうがないじゃないか~レベルでどんどん人が増えていきます。
もちろんそんなものすごい人がごった返したところでの写真撮影は要注意!!
ですがこの中央市場の熱量がハンパない!!!!
これはなんとか写真に収めたいぞという思いが高まるわけです。
そういう時は・・・先ほどと同じです。
高いところを探せ!!
コレです!!
これがキンシャサの中央市場!!
写真だと一部しか切り取れないのですが、この感じがブワーッとものすごい範囲(はんい)に広がっています。
一度入ると抜け出すまでに最低でも20分はかかるかなと。
一体ここに何人いるんですか!?
という渋谷のスクランブル交差点を市場にしたような人の数にとにかく圧倒されるキンシャサの中央市場でした。
いやー、スゴかったです!!
ということでキンシャサを歩き回った本日。
ホテルから街の中心地まで15kmほどをずっと歩き、市場もグルグルと巡(めぐ)りました。
なのでさすがに帰りはもう歩けません。
そして事前に調べた情報で
「流しのタクシーには乗るな!危険!!」
というのを見つけまして・・・さぁどうする。
安全な移動手段のミニバス
そんな時に助かるのが地元の人が利用するミニバス。
タクシーがなぜ危険かというと、狭い(せまい)空間に数人だけというシチュエーションが生まれてしまうからです。
なので大勢(おおぜい)で乗るミニバスなら安全度は高まります。
少しでも
「安全な選択」
をすることが大切です。
自分の行きたい方面に進んでいるミニバスに乗り込んで、良さげな場所で降りてまた次のバスをつかまえて。
もちろんたまに失敗することもありますが、それもまた旅の経験値となります。
コンゴ民主共和国の首都キンシャサで初日からミニバスに乗って移動。
また一つ私のミニバスレベルが上がりました。
ちなみに乗車賃は500コンゴフラン(30円)。
この安さがありがたい!
さらに乗客のみなさんが非常にやさしくて
「バスに乗っててもスマホには気をつけるんだぞ!」
と注意をしていただきました。
言われたことは守る!
コレも大事です。
その後無事に宿に到着。
やはりずっと気が張っていたのは事実で、戻ってようやく肩の力が抜(ぬ)けたのでした。
決して
「危険」
というだけの街ではないキンシャサ。
ですが、歩いていると物乞(ものご)いする気力すらない人が道路脇で寝ている姿をチラホラ見かけたのも事実です。
コンゴ共和国の首都ブラザビルと比べるとその様子のあまりの違いに驚かされました。
これがキンシャサ。
アフリカの最大都市の一つであるこの街はまた私に新しい
『アフリカ』
を見せてくれました。
はじめまして こんにちは
とても楽しくYouTubeで授業を受けさせて頂いております アフリカ、行きたいです!
私はコジマ先生のお母様の年代の生徒です
こんな素晴らしい息子さんを持たれた先生のお母様はお幸せですね
(どんなふうに子育てされたのかも興味があります)^_^ 先生の授業、いつも待っています♪
はじめまして!
コメントありがとうございます!
YouTubeも見ていただきありがとうございます。アフリカの魅力が届けられたらと思い発信をしているので、アフリカに行きたいと思っていただけて嬉しいです。ぜひブログで旅気分を味わって下さい!