モーリシャスを旅する② 首都「ポートルイス」〜思わず行きたくなる観光ポイント&大自然の島国の驚きの発展都市〜

2022年8月15日、天気晴れ。

モーリシャスを旅する

ゆっくりと目を覚ましてスタートした本日。カーテンを開けるのがこんなに楽しみなのはこの国ならではかもしれません。昨日よりも青い空に一気にテンションが上がるモーリシャス2度目の朝。さぁ、もう居ても立ってもいられません。サッと荷造りを済ませたらバックパックを背負って出発です!

観光ポイント① 小さな国土

面積は日本の香川県とほぼ同じのモーリシャス最大の島「モーリシャス島」。日本の1.5倍の大きさを誇るマダガスカルの旅を終えたあとだとものすごく小さく感じてしまうサイズ感です。国内移動のために早朝に起きて活動を開始しないと!なんてこともなく、島内を走るバスも朝から運行しているので移動の心配ゼロで旅を楽しむことができます。

観光ポイント② 英語が通じる

さらにこの国ではどこでも英語が通じます。地元の人同士の会話はフランス語をベースとした島独自の言語であるモーリシャスクレオール語で行われますが、英語も話せるみなさん。どこに行っても英語でやり取りが可能なのは非常に助かります。さすが観光大国!

観光ポイント③ 手頃な宿泊費

そしてもう一つ。この国の驚くべきポイントは宿の値段です。同じアフリカのリゾートアイランドとして有名な『インド洋の真珠』セーシェル。モーリシャスと肩を並べる美しい海と大自然を堪能(たんのう)できる島国ですが、セーシェルはとにかく宿代が高かった。1泊最低でも1万円。もちろんどの宿も値段に見合った最高の時間と空間を提供(ていきょう)してくれるわけですが、一人旅のバックパッカーにはちと贅沢(ぜいたく)すぎまして。

となると気になるモーリシャスの宿のお値段ですが、これがなんと良心的な価格設定なんです!といってもリゾートなのでそれなりにはしますが、この楽園モーリシャスの首都に1泊7千円で泊まれるのはありがたすぎます。ちなみに初日に泊まった空港近くの宿は1泊3千円。どちらも2人分の料金です。

コンパクトな国土で旅がしやすく、どこでも英語が通じて、さらに宿の値段もそこまで高すぎないという三拍子揃(そろ)ったモーリシャス。肝心の移動手段はやはりバスが一番安くて便利ですが、道路が非常にしっかりしているので自分で運転できる場合はレンタカーも◎。首都近辺ではタクシーも走っていますが、運賃はバスの10倍ほどします。ということで首都の中心方面へと向かうバスに乗車。通勤や通学で利用する地元のみなさんといっしょにやって来たのは、モーリシャスの首都「ポートルイス」です。

①ポートルイス

ポートルイスは、インド洋に位置するモーリシャスの首都。 本島のモーリシャス島にある港湾都市で、同国最大の都市。アフリカ有数の世界都市であり、2020年の「グローバリゼーションと世界都市研究ネットワーク」(GaWC)ではガンマ-の都市と評されている。 2015年7月1日の人口は14万9672人。

Wikipediaより

降り立ったポートルイスの街にそびえるビル群に興奮を隠せなかった昨日。青い海と緑の自然のイメージしかなかったモーリシャスにまさかこんな景色が広がっているとは!

アフリカの他の5つの島国と比べると経済の発展具合が抜きん出ているのは一目瞭然です。

ウォーターフロント

そんなビル群の向かいの海に面した港エリアにあるのが異国情緒溢れるウォーターフロント。一歩足を踏み入れるとまるでテーマパークにやって来たかのような気分になります。

念のために確認しますが、モーリシャスも「アフリカ」という括(くく)りに属する国です。もちろん島国ということで大陸とは異なる文化や風習があることは頭ではわかっています。が、その理解を超える目の前の光景。もうキラキラしすぎていて目を開けていられません。

オシャレなカフェにカジノ、さらには映画館までありまして。通り沿いに並ぶお土産屋さんがこれまた良い感じで、クオリティーの良い商品が並びお値段も手頃なので思わず買いたくなってしまうほどです。こんなことアフリカでは滅多にありません。

ベイエリアを眺めながらモーリシャスのカフェArtisan coffeeで買ったコーヒーを飲み、ついでに美味しそうなエッグタルトもいただいて。なんて優雅(ゆうが)な朝なんでしょう!

このまま今日はここで一日過ごすのもありだなと本気で思てしまうほど居心地の良いウォーターフロントエリアです。

本当にこのままポートルイスでのんびりするのも悪くない選択ですが、未だ見ぬモーリシャスを求めて動きます。やはりこの国に来たからには青い海を満喫(まんきつ)したい!ということで目指すのは島の北部。まずはバス乗り場を探します。こちらはウォーターフロントの向かいにある古い駅舎を利用したショッピングモール。ここにもバス乗り場がありますが、こちらは首都周辺エリアを走るバスになります。

首都から島の北部や南部、東部へと向かうバス乗り場はウォーターフロントから10分ほど歩いた場所にあります。その途中の景色もこれまたワクワクさせてくれるポートルイス。

フランス植民地時代に建設されたこの街には今もその面影を残す建物があります。港を中心にキレイに区画分けがされているのもその名残(なごり)です。

地元の人で賑(にぎ)わう市場も整っていて歩きやすく。いつもだったら警戒レベルを上げないといけない人が多く行き交うエリアですが、思わず心を許してしまいそうになりまして。もちろんこうは言っても最低限の注意は常に怠(おこた)りませんが、それにしても雰囲気の良いポートルイスの市場。

わたあめを売る露店や色とりどりの果物が並ぶフルーツ屋さん。そしてまさかの熱帯魚を売るお店もありまして!ウォーターフロントとはまた違う街の熱気を感じながら歩いているともうバス乗り場は目と鼻の先です。

世界遺産「アープラヴァシ・ガート」

ちなみに、この街を拠点に開拓されていったモーリシャス。イギリス植民地時代になるとサトウキビ栽培に必要な労働力としてインドから多くの移民がモーリシャスにやって来ました。バス乗り場の目の前の海沿いエリアにはそんな移民の受け入れに使われた「アープラヴァシ・ガート」と呼ばれる建物が残っています。

海沿いには植民地時代の歴史を紹介する案内板などもあり、かつての郵便局や病院の跡地なども見ることができます。2006年に世界遺産に登録されたアープラヴァシ・ガート。周辺がどんどんと開発されていく中、植民地時代の歴史を後世に語り継ぐ建物がしっかりと保存されているところに深い意味を感じます。※アープラヴァシ・ガートの開館は平日と土曜のみです。

バスに乗って北部へ

その向かいあるのが大きなバス乗り場。無数のバスの中からお目当てのバスを見つけるのはまず無理なのですぐにそれっぽい方に聞きます。行きたい方面を伝えると「ついてきな!」と言ってイヤな顔一つせずに案内してくれるお兄さんたちに感謝です。

ということでバスに乗って北部へ出発!首都から30kmほどの場所にも44ルピー(約150円)で行けてしまうのが本当に嬉しいモーリシャスのバス移動です。

窓の外には昨日までとはまた違う景色が。まだ海は見えませんが島ならではの独特な空気を感じます。※長距離バスでは途中で何度かチケットの確認をされます。無銭乗車のチェックというよりは従業員がちゃんと集金をしているかの点検のようでした。

そしてついに見えた青い海が広がるビーチ!これですコレコレ!!モーリシャスに入国してからここまで、次々と現れる想像を超える光景に驚きと興奮の連続でしたが、やっぱりこの国といえばこの美しいインド洋!!

首都を出発してから1時間ちょっとで到着したのがグランドバイエ(Grand Baie)という街を少しすぎたところにあるバス停です。その目の前には

パブリックビーーーチ!求めていた青がすぐそこに~!!とっても小さいビーチ(Pereybere Beach)でこのレベル。他にもたくさんビーチが点在するモーリシャス北部なので期待はますます高まります。

バスを降りると先ほどまで空を覆(おお)っていた雲も晴れまして。暑いくらいの陽気になってきたのでさっそく海に入るぞ~!と言いたいところですが、背中には重いバックパック。なのでUターンをして本日の宿へと向かいます。

今回は妻の荷物もバックパック一つです。頑張って荷物を最小限に収めてくれました。なので2人で並んで歩けばどこからどう見てもバックパッカーでして。ただ、アフリカ54ヶ国制覇の旅-第6章-は新婚旅行!旅のどこかで一度くらいはリッチなホテルに泊まりたいぞ~!!と思いネットで調べてみると、それはそれは高級なホテルがズラッと出てくるモーリシャス。

ワクワクしながら予約したホテルを探して歩くも、目的の場所にそれらしき建物がなく。Google Mapsで改めて場所を調べたら遠回りしていたことに気づき、重い荷物を背負いながら歩き続けてようやく辿(たど)り着いたのが

こちら!!すごすぎるーーーー!!軽く場違い感を覚えるくらいのとってもステキなロビーに興奮が隠せません。さらにとってもあたたかい歓迎をしてくれるスタッフさんたち。フッカフカのソファーに座りながら冷たいウェルカムドリンクをいただけば、先ほどまでかいていた汗も自然と引きます!

そのあと待ち受けていたホテルの数々の感動ポイントはまた明日詳しくお伝えしたいと思います。とにかくもうワクワクが止まりません!屋上から見えるのは想像を超えるモーリシャス!!一気にハネムーン感が高まったところですが、荷物を下ろして一息ついて、まず最初にしたのは手洗い洗濯。これがアフリカ新婚旅行です!ここまでドタバタと動いてきたので、モーリシャス北部でしばしゆっくりと最高の贅沢な時間を楽しみたいと思います。

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